SHITAMICHI Motoyuki
更新日:2021.4.20
1978年岡山県生まれ。愛知県在住。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
近年の主な展覧会
2020年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs| 宇宙の卵」(アーティゾン美術館、東京)
2020年「現代アートにおける「時間」」(高松市美術館、香川)
2019年 個展「漂泊之碑」(大原美術館/有隣荘 岡山)
2019年「Intimate Distance. Masterpieces from the Ishikawa Collection」
(MO.CO. Hôtel des collections、モンペリエ)
2019年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(日本館、ヴェネチア)※予定
2018年「MOVING STONES」(KADIST、パリ)
2018年「Our Daily Our Border」(大館現代美術館、香港)
2018年「光州ビエンナーレ2018」(光州、韓国)
2018年「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.07」(高松市美術館、香川)
2017年「MOTサテライト」(清澄白河周辺[東京都現代美術館主催]、東京)
2017年「Immortal Makeshifts」(Mullae Studio M30、ソウル)
2017年「Moving/Image」(アルコ美術館 、ソウル)
2016年 個展「風景に耳を澄ますこと」(黒部市美術館、富山)
2015年 個展「ははのふた」(豊田市美術館ライブラリー、愛知)
受賞歴
2019年 「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021」
2015年 「さがみはら写真新人奨励賞」
2013年 「第6回岡山県新進美術家育成『I氏賞』」大賞
2012年 「光州ビエンナーレ2012」NOON芸術賞(新人賞)
砲台や戦闘機の格納庫など日本各地に残る軍事施設跡を4年間かけて調査・撮影し、出版もされた「戦争のかたち」シリーズ(2001-2005)や、アメリカ・台湾・ロシア・韓国など日本の植民地時代の遺構として残る鳥居を撮影した代表的なシリーズ「torii」(2006-2012)など、旅やフィールドワークをベースにした制作活動で知られる。彼の作品は、風景のドキュメントでも、歴史的な事実のアーカイブでもない。生活のなかに埋没して忘却されかけている物語、あるいは些細すぎて明確には意識化されない日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで顕在化させ、現代の私たちにとってもいまだ地続きの出来事として「再」提示するものである。
≪漂泊之碑≫ 2014- ガラス、ミクストメディア
≪津波石≫ 2015- ビデオ
≪新しい石器≫ 2015, 2017、写真、本、石
≪ははのふた≫ 2012-2015、写真