トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が、2001年より若手アーティストの活動支援として行っている「TOKAS-Emerging」は、日本在住の35歳以下のアーティストを対象に個展開催の機会を提供するプログラムです。 「TOKAS-Emerging 2023」では、全国から81組の応募があり、審査を経て6名のアーティストを選出しました。平面、立体、映像、インスタレーションなど、多様なジャンルにまたがる新進気鋭のアーティストたちによる個展を、2023年4月から6月まで2会期にわたり実施します。また、各会期初日には審査員をゲストに招き、出展アーティストとのトーク・イベントを開催予定です。
タイトル | TOKAS-Emerging 2023 |
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会 期 | 第1期:2023年4月8日(土) - 5月7日(日) 第2期:2023年5月20日(土) - 6月18日(日) |
時 間 | 11:00-19:00 |
休館日 | 月曜日、5/8-5/19 |
会 場 | トーキョーアーツアンドスペース本郷 |
入場料 | 無料 |
アーティスト | 第1期:室井悠輔、井上瑞貴、宇佐美奈緒 第2期:ちぇんしげ、大東 忍、岡本大河 |
主 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース |
表現とは他者への暴力性を少なからず内包する行為であると捉える室井は、自身も表現者として纏ってしまうであろう暴力性と対峙しながら作品の制作を続けている。本展では幼少の頃に描いた絵とエピソードを現在に繋げる形で絵画・インスタレーションとして展開する。
個(人)が日々感じる怒り、違和感の原因ともいえる社会の差別構造や周縁と中心の関係を絵画・映像・テキストを展示することで探る。本展では海岸沿い出身者との対話を起点に、いくつかの視点(まなざし)を導き出す。
身体の物質性を表象し特徴を変容させることができる3DCG技術を用いて作品を制作する宇佐美。本展では、性暴力によって自身の身体を物体にさせられた過去をもつ人間の話をもとにしたビデオゲームを展示し、追体験のシュミレーションを行う。
絵画・マンガなどを用いて情報圧縮、多言語社会などに対する記述性をテーマに創作活動を行う。本展では、自らが住むアパートの大家の初子さんとの関係を、実体験にもとづいた一連の記述/記録として掲示し、虚実混合を示す展示を試みる。
住宅街や人口過疎地など、人間の営みや記憶がはびこる風景から「痕跡」を読み取るため、盆踊りやミュージカルを踊り、思索を重ねる。本展では秋田県の風景を舞台に、身体を澄ますために踊り、風景を「踏み均す」ことで境界や道をつくり、「踏み鳴らす」ことで風景の声に耳を傾け鎮魂し、祝福を表現した木炭画を中心に展示する。
人はそれぞれの言葉や時間を通して現実を捉えるが、他者の言葉や時間に触れる時、それは虚構として立ち現れるのだと語る岡本。本展ではさまざまな言葉や時間を交差させ、編み直すことのできる映像というメディアの特性を生かし、現実と虚構(=他者の現実)の間で新たな形で現実を見つめ、また豊かに夢想する術を探る。
出版物ページより「TOKAS-Emerging 2023」各作家のカタログをダウンロードできます。ダウンロードはこちら
日時 | 2023年4月8日(土) 16:30-18:00 |
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出演 | 室井悠輔、井上瑞貴、宇佐美奈緒 |
ゲスト | 長谷川 新(インディペンデント キュレーター) |
会場 | トーキョーアーツアンドスペース本郷 |
料金 | 無料 |
日時 | 2023年5月20日(土) 16:30-18:00 |
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出演 | ちぇんしげ、大東 忍、岡本大河 |
ゲスト | 三本松倫代(神奈川県立近代美術館 主任学芸員) |
会場 | トーキョーアーツアンドスペース本郷 |
料金 | 無料 |