タイトル | OPEN STUDIO 2009_05 |
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会 期 | 2009年9月19日(土) |
時 間 | 14:00 - 18:00 |
入場料 | 無料 |
主 催 | 財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
会 場 | トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス |
アーティスト | 二国間交流事業プログラム参加クリエーター(オーウェン・ルオン、アンヘル・ナネス・ポンボ)、リサーチ・レジデンス・プログラム参加クリエーター(アンネ・ホルトロップ)、国内クリエーター制作交流プログラム参加クリエーター(荒神明香、桑原ゆう、村上華子、山本高之) 他 |
東京のなかでもクリエーターが多く集まる青山に位置する当館では、国内外の数多くのクリエーターが滞在し、さまざまな人と出会い、刺激を受けながら創作活動を展開しています。定期的に開催しているイベント「OPEN STUDIO」は、制作の現場であるスタジオを開放し、クリエーター達の制作プロセスをご覧いただきながら、彼らと直接交流・対話できる場となっています。
各分野のスペシャリストをお迎えしている「ゲストトーク」には、今回、作曲家の一柳慧氏をお招きし、「ひらかれた音楽の試み」と題してトーク・セッションを行います。また、2008年度二国間交流事業パイロットプログラムでロンドンに派遣されていたアーティスト 宇治野宗輝氏の活動報告とプレゼンテーションも行う予定です。皆様お誘いあわせのうえ、是非ご参加ください!
14:00-14:45 オープン・スタジオ
14:45-16:45 ゲストトーク
※日英通訳あり。
※やむを得ない事情により出演者/時間に変更が生じる可能性がありますので、
予めご了承ください。
1933年神戸生まれ。作曲家、ピアニスト。10代に2度、毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)作曲部門1位となり注目を集める。1954年19歳で渡米、ニューヨークのジュリアード音楽院に学ぶ。その後もジョン・ケージらと実験的音楽活動を展開する。61年帰国し、偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品を発表、作曲、演奏の両方で意欲的に活動。自作ならびに欧米の新しい音楽の紹介と演奏は、さまざまな分野に強い刺激を与えた。60年代から現在に至るまで、常に日本音楽界の中心として活動を続けている。
これまでにベルリン・フェスティバル、ケルン音楽祭、オランダ・フェスティバル、ウィーン・モダン音楽祭、オスロ・ウルティマ・フェスティバルなどから招聘され、委嘱作品を発表する他、日本の現代作品を数多く紹介する。海外において、エリザベス・クーリッジ賞(55年)、アレキサンダー・グレチャニノフ賞(58年)、セルゲイ・クーセヴィツキー賞(57年)、フランス政府芸術文化勲章(85年)を受賞。国内では、4回の尾高賞(82年、84年、87年、90年)、中島健蔵賞(84年)、毎日芸術賞(90年)、京都音楽賞大賞(90年)、サントリー音楽賞(2002年)等の他、紫綬褒章(99年)、旭日小授章(2005年)などを受賞している。
作品は、3つのオペラ作品「モモ」(95年、文化庁委嘱)、「光」(2003年、新国立劇場委嘱)、「愛の白夜」(2005年、神奈川県民ホール会館30周年記念委嘱)、交響曲、協奏曲、室内楽作品の他、電子コンピュータ音楽、雅楽や声明を中心とした伝統音楽など多岐にわたる。
プロデューサーとしても、多くのシリーズやフェスティバル開催に携わる他、伝統楽器群や声明による合奏団「TIME-東京インターナショナル・ミュージック・アンサンブル-新しい伝統」、「アンサンブル・オリジン」の音楽監督、コンサート・シリーズ「千年の響き」芸術監督なども務め、多くの海外公演も行った。
現在、トーキョーワンダーサイト音楽アドバイザー、神奈川芸術文化財団芸術総監督。文化功労者(2008年)。
東京芸術大学美術学部卒業。90年代よりサウンドスカルプチャーを製作、またそれを使ったライヴパフォーマンスを行っている。近年取り組んでいるプロジェクト「The Rotators」は、20世紀の物質のリサーチであり、モーターを使った家電製品や中古レコードなど、世界中何処にでもある日常的な素材を使った、ドメスティック・インダストリアル・ミュージックのマシーンバンドである。06年シドニー・ビエンナーレに参加。07年カールスルーエ、北京、バンクーバー、バーゼル、08年ベルリン、ニューヨーク、インドネシア、ソウル、09年ロンドン、ヘイワードギャラリー等にて個展、グループ展、ライヴパフォーマンスを行う。