Annelies VAN PARYS
更新日:2022.6.2
1975年ベルギー、ブリュージュ生まれ。ゲントを拠点に活動。1999年ゲント王立音楽院作曲コース修了。
ヴァン・パレイスは現代音楽の作曲家。オーケストラと音楽劇を中心に活動。2007年よりMuziekheater Transparantのレジデント・コンポーザーとして活動している。近年は、ベルリン国立歌劇場、フォルクオペラ歌劇場(ストックホルム)、ベルギー国立管弦楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団(アムステルダム)、ヴェネツィア・ビエンナーレ・ムジカの委嘱を受けている。
主な活動
2022年 「Piano Concerto」Bijloke、ゲント
2022年 「Eco…del vuoto」コンセルトヘボウ、アムステルダム
2018年、2020年 「USHER」ベルリン国立歌劇場、ベルリン
2019年 「Diary of the one who disappeared」
ロイヤル・オペラ・ハウス、ロンドン
2018年 「A War Requiem」Bozar、ブリュッセル
受賞歴
2019年 Klara (Classical Radio) Composer and Music, personality of the year 受賞
2018年 Nomination with USHER for International Opera Awards
2015年 Fedora Rolf Liebermann Prize for the opera Private View
ヴァン・パレイスの作品は、美学的にはスペクタル・ムーブメント(スペクトル楽派)に位置づけられる。彼女の研究は、音の核と、音楽制作にあたってその物性的特徴をどのように利用するかということである。しかし音楽劇における芸術的研究では、物語と声楽の記譜に重点を置いている。様々な物語(例:能)に接し、それらがどのように機能するかを探求したいと考えている。また、音楽劇において声楽がどのように登場人物を作り上げるのか、そしてパフォーマーの声の可能性を知ることがいかに重要であるかを研究している。
演奏家と作曲家が密接に協力することで、作曲家の言語が強化され、特定の楽器のための作曲が新しく生まれ変わることがわかっている。次の2つの音楽劇(「Notwehr」と「PREY」)では、これらに焦点を当てる予定。
《Field Recordings》2015、Concertgebouw Bruggeでの音楽劇パフォーマンス
撮影:Trui Hanoulle
《Private View》2015、Neue Vocalsolisten StuttgartとAsko-Schoenbergによるゲント歌劇場でのパフォーマンス・オペラ
撮影:Trui Hanoulle
《Holle Haven》2022、DeStudio(アントウェルペン)でのパフォーマンス
撮影:Proko and Penka
Quatour Diotimaと《Come Fiume Incessante》のリハーサル風景
撮影:Gaea Schoeters