TANIZAKI Momoko
更新日:2024.3.5
1991年東京都生まれ。東京都を拠点に活動。2016年東京造形大学大学院美術研究領域修了。
現代において様々な行為の主体性があらゆるもの譲渡されている中、様々な感情を手掛かりに人間の生活や他者との関係性のあり方を、主に絵画という直接的に身体を介する表現方法を用いて、肯定的に提示する作品を発表している。
主な展覧会:
2024年「Sync Mode 」konomad、東京
2023年「INSOMNIA/Waiting for the wave」tata book shop gallery、東京
2021年「Heartbreaker」THE SECRET MUSEUM、東京
2020年「LONELYLONELY論より証拠」駒込倉庫、東京
2019年「Lonely girl もう時間」トーキョーアーツアンドスペース 本郷
2018年「SUNDAY GROUP SHOW」SUNDAY、東京
2018年「Studio exhibition 2018 」SATOSHI OHNO STUDIO、山梨
2018年「Openstudio2018」ON MAY FOURTH、東京
主な受賞歴:
2019年「FACE 2019 損保ジャパン日本興亜美術賞」堀元彰審査員特別賞
2016年「トーキョーワンダーウォール2016」トーキョーワンダーウォール賞
谷崎は、絵画は直接的な表現が可能な媒体で、感情的なディテール、様々な関係性の中で生きることに対してのリアリティーを、恥ずかしげも無くさらけ出すことができる力を持っていると考えている。そして病的で、極端に孤独を伴う、弱い部分をもイメージとして表出する事でそのネガティブな事象を受け入れる助けにもなる。
困難を受け入れた上での回復の過程には大きなエネルギーが生まれることや、とりわけロジックに従わない、学術的にはとりこぼされがちな、取るに足りないものに強い可能性を感じ、そのエネルギーを掴み、作品の中で示そうとする。
《Waiting for the wave》2022年、キャンバスに油彩、160.3 x 148.5 cm、撮影:藤川琢史
《昼夜逆転》2022年、紙に木炭、76.5 x 57 cm、撮影:藤川琢史
《Insomnia》2021年、キャンバスに油彩、65.3 x 80.5 cm、撮影:藤川琢史
《Heart breaker》2020年、中古のランプにビーズ刺繍、H395xW240xD200mm、撮影:松尾宇人
《Insomnia》2022年、陶器に釉薬、H.45.7 x W.38.6 x D.38.6 cm