谷崎桃子

レジデンス・プログラム

二国間交流事業プログラム(派遣)

更新日:2023.4.4

谷崎桃子

参加プログラム二国間交流事業プログラム(派遣)
活動拠点日本
滞在都市/滞在先ケベック/センター・クラーク
滞在期間2023年4月 - 2023年6月
滞在目的

パンデミック後、近年の関心となっている不眠や精神疾患の病理や共存について、カナダで考えたい。カナダと日本の文化差は、医療の分野のアプローチにも大きく現れていると考えているので実際に行って調べたい。生死に関する実践や価値観も日本とは大きな違いがあり、レジデンスで出会った人達と対話をすることで価値観に触れたい。カナダを拠点としていたMatthew Wongなど日本では鑑賞できないペインターの作品を観る機会があれば軌跡をリサーチしたい。 上記活動と並行して、現在のテーマの作品をカナダの風景を含め制作し、深めたい。

滞在中の活動
  • リサーチ:カナダのモントリオールは医師会と美術館が提携して、身体と心の病気の治療法の一環として「美術館訪問」を処方できることになった初めての場所でもある。美術と疾患がどのように作用し、どんな成果が出ているか、調べたい。
  • リサーチ:モントリオールの風景の取材。自然や滞在中の周辺を写真やスケッチなどで残す。
  • 収集:中古家具やファウンドオブジェクトを使用した作品を制作してきた。現地で作品になる素材を集める。
  • 制作:これまでの制作で行ってきた絵画制作で部屋のモチーフがある。滞在中の室内の風景と絡めて制作したい。制作拠点から離れて制作することで俯瞰して生活の中のリアリティーや作品について考えたい。滞在を通して、一変した生活やそれに伴う不調などとの共存について多角的な視点から考えたい。
  • リサーチ:カナダ周辺の作家研究。精神疾患に苦しみながらカナダ周辺の風景を描いていたMatthew Wong、David Altmejd、カナダの土着的な作家Rebecca Belmoreなどアイデンティティーを研究する。

クリエーター情報

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