大野由美子

大野由美子

ONO Yumiko

更新日:2023.3.24

プロフィール

神戸市生まれ。兵庫県西宮市を拠点に活動。2018年サンクトペテルブルグシュティグリツ国立美術工芸大学院修了。
政府奨学金留学生としてハンガリー、チェコ、イスラエル、ロシアでの留学を経て、現在はアメリカやアジアなど国際的に幅広く活動する。

主な展覧会
2022年「BIWAKOビエンナーレ2022」旧近藤呉服屋、滋賀県
2022年「Unbuilt」Gallery Arthaus、モスクワ
2019-2020年「Epitomes」台北當代藝術館、台北
2020年「Organic Matter」Diem Phung Thi Museum、フエ、ベトナム
2019年「Utopia」Slag Gallery、ニューヨーク

助成・レジデンス
2022年 フランコニアスカルプチャーパークフェローシップ
2022年 吉野石膏美術振興財団助成
2019年 TAV x MoCA Taipei レジデンシープログラム

作品/パフォーマンスについて

大野はユートピアをテーマとして作品制作をしています。日本を西側諸国と東側諸国の中間に位置する国と捉え、それらの地域の建築に関するリサーチを基に建築物を組み合わせた架空の建築物をトレーシングペーパー上に描いたドローイングや型どりの手法で作られた磁器を主な表現方法として制作しています。陶芸、紙、布など非建築的な素材を用いて架空の建築物をつくることにより、ユートピアの持つ脆弱性、虚構性を考察 しています。尚、近年は型で量産する方法でサイズ可変な作品の可能性を探る作品制作をしています。

《Hisai project》2021-2022年、粘土、サイズ可変

《Utopia》2018年、磁器、60x60x60mm, 181g x196点

《Fluctuation》2021年、陶、木、サイズ可変

《Pan-city9,10》2019年、磁器、790x790x790mm, 460x460x230mm
Photo: Kohler Co., courtesy of John Michael Kohler Arts Center

《Unbuilt》2022年、布、鉄、コンクリート、2000x3000mm x 4点

《Epitomes》2019年、紙、木、磁器、サイズ可変

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