MINO Arata
更新日:2025.2.4
福岡県生まれ。東京都と神奈川県を拠点に活動。2017年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。
写真家、舞台作家。周縁化された場所やもの同士の残された記憶や風景を繋ぎ、様々な「ここ」と「あそこ」の中間項を見つけ前景化させることをテーマに研究と実践を行う。主に写真・映像メディアを元にフィクションを作り、それを自分自身や他者の身体、様々なメディアを通して発表するなど、領域横断的に活動を行っている。
主な展覧会・公演
2024年「サッポロ・パラレル・ミュージアム」札幌駅前通地下歩行空間など
2023年「外が静かになるまで」十和田市現代美術館spaceなど、青森
2023年「往復書簡」A83 gallery、ニューヨーク
2021年「クバへ/クバから」ANB Tokyo
2019年「うまく落ちる練習」京都アートセンター
受賞歴・助成など
2021年「ニューヨーク・フェローシップ」アジアン・カルチュラル・カウンシル、ニューヨーク
2020年「第19回AAF戯曲賞 特別賞受賞(受賞作:『うまく落ちる練習』 )」愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)
2010年、2011年 第2、4回写真「1_WALL」展入賞、ガーディアン・ガーデン、東京
以前は「当事者/非当事者性」をテーマとしていたが、ニューヨークでの滞在を経て「戦争の気配を感じながら生きるわたしたち」を見つめる制作へと関心が広がった。青森県三沢市での米軍基地に関するリサーチを基に新作戯曲を上演するなど、支配と被支配の二項対立を超えた中間的な感覚を掬い上げる作品を制作してきた。不安定な時代において、作品は様々なコミュニティ間の「あいだ」に立ち、曖昧さの中でも生き続けられる強さと弱さを祝福し、連帯を示す象徴となることを目指している。
《外が静かになるまで》2023年、ミクストメディア
Ⓒ三野新
《外が静かになるまで》2023年、ミクストメディア
Ⓒ三野新
《海老名芸術高速》(GROUP+清原惟+三野新名義) 2021、建築設計
Ⓒ高野ユリカ
《海老名芸術高速》(GROUP+清原惟+三野新名義) 2021、建築設計
Ⓒ三野新
《ここにたち、ここにたつ》(山本卓卓&三野新名義) 2024年、ミクストメディア
Ⓒ三野新