三野 新

レジデンス・プログラム

二都市間交流事業プログラム(派遣)

更新日:2025.2.4

三野 新

参加プログラム 二都市間交流事業プログラム(派遣)
活動拠点東京、神奈川
滞在都市/滞在先ソウル/SeMAナンジ・レジデンシー
滞在期間2025年3月 - 2025年5月
滞在目的

龍山(ヨンサン)米軍基地跡は、かつて日本軍基地を米軍が接収したもので、2024年現在その稼働を終え、ソウル市民に解放されつつある。しかし、米軍返還時に回復されるべき汚染地は未処理のまま「宙吊り」の状態にある。これは米韓SOFA(在韓米軍地位協定)に基づく政治的問題であり、国家による土地と人間の歴史的帰属を象徴するものでもある。同時に、自由であるはずの私たちの身体が、主権国家に所属する限り「宙吊り」の土地を快適な居場所とすることが可能なのかを問われているようでもある。日本で取り組んだテーマを基に、類似の地位協定を持つソウルで制作することで、基地と戦争に関する芸術的アプローチを多角的に展開する。

滞在中の活動
  • 1ヶ月目:龍山(ヨンサン)米軍基地跡やその周辺でリサーチを行いながら、物語のありかを探る。同時に、基地で実際に働いていた人や周辺住民へのインタビューも行いたい。
  • 2ヶ月目:戯曲の制作を行いつつ、それを元にして地元のアーティストやパフォーマーとの協働ワークショップを行いたい。
  • 3ヶ月目:スタジオ・ビジットもしくはギャラリー等のスペースを使っての仮設的な成果発表を行いたい。具体的には、リサーチを元にした仮設的な「上演」を行う予定。
  • ソウルにいるInterdisciplinary Artistたちとの交流や共同制作に関する可能性を開いていく。

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