MATSUMOTO Mieko
更新日:2023.5.18
1974年茨城生まれ。茨城県常陸太田市を拠点に活動。1998年実践女子大学文学部美学美術史学科卒業。
写真家、美術家。学芸員を経て独立。主に写真や映像、テクスト、音、時には即興や関係性なども用いて、日常、人間や自然の移動などをテーマにした作品を制作。近年では自身が主催する「メゾン・ケンポクの何かはある」(2018年−)等、拠点「メゾン・ケンポク」(茨城)でプロジェクトを展開し、地域に場を開くことにも力を注ぐ。
主な展覧会:
2022年「具(つぶさ)にみる」国際芸術センター青森(ACAC)
2021年「小さなミエコたちのはなし」日立市視聴覚センター/オンライン
2020年「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020 そのうち届くラブレター」オンライン+ブック
2017年「The Second Stage at GG #46 松本美枝子写真展『ここがどこだか、知っている。』」ガーディアン・ガーデン、東京
2016年「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」常陸多賀駅前商店街〈旧銀行〉、茨城
主な受賞:
2004年「第6回新風舎・平間至写真賞」大賞
2003年「2003年度ヤングポートフォリオ」入選、清里フォトアートミュージアム
2000年「第15回写真ひとつぼ展」入選、ガーディアン・ガーデン
松本は地質・資源や地形などの自然環境を、社会の基盤のひとつとして捉えている。そして、その上で繰り広げられてきた近代の歴史や産業との接点で生まれた個人の物語、あるいは環境や風景が持っている政治性、社会性に大きな関心を持ってきた。 近年は写真や映像、音、テクスト、戦争遺物、光など多様なメディアを用いて、自然環境と人間社会が相互に与えあう影響や、そこから生じる感情や幻影などを可視化することを試みる。
《私たちが作った風景》2022年、ラムダプリント、サイズ可変
《46番目の街》2022年、ミクストメディア、サイズ可変
撮影:木奥恵三
《もつけの幽霊》2022年、シングルチャンネルビデオ,20分
撮影:木奥恵三
《自分の墓を見る》2022年、ミクストメディア、サイズ可変、9分
撮影:木奥恵三
《いつか 私も 見たい もの》2020年、写真、テクスト
《山のまぼろし》2016年、マルチスライドプロジェクション(各15分)、音、ラムダプリント・アクリルマウント