更新日:2024.8.29
参加プログラム | 二都市間交流事業プログラム(派遣) |
---|---|
活動拠点 | 東京 |
滞在都市/滞在先 | ヘルシンキ/HIAP (Helsinki International Artist Programme) |
滞在期間 | 2024年8月 - 2024年11月 |
日本語とフィンランド語の音声学的な近さ(例えば「kani」「kissa」「inari」など同音の言葉があったり、日本語のようにフィンランド語では母音と子音の長短を区別する)を用いて合成言語を作成し、その言語による歌を作成する。 歌と言語には密接な関係があり、音声学・言語学的な構造は歌の構造に影響を与えている。新たな合成言語の作成は新たな歌の形式の発明につながる。 最終的に、人工音声と実際の歌手に作成した歌を歌ってもらう予定である。
フィンランド語と日本語の合成言語「Koe語」を作成し、その言語による架空の民謡に関するメディア・インスタレーション/パフォーマンス作品を制作し発表した。 リサーチとして現地でのフィンランド語コースの受講、フィンランド民謡の調査を行い、コラボレーターとしてこの新たな合成言語での詩作をDaniel Malpikka氏、この言語の詩によるパフォーマンスをAino Peltomaa氏に参加してもらった。
「Koe Language Songs Project」 2024年、人工音声、録音された肉声、映像、マイク、紙
サイズ可変
撮影:Elis Hannikainen 詩: Daniel Malpikka
「Koe Language Songs Project」 2024年、人工音声、録音された肉声、映像、マイク、紙 サイズ可変 歌: アイノ・ペルトマー 撮影: Elis Hannikainen 詩: Daniel Malpikka 歌手: Aino Peltomaa
「Koe Language Songs Project」 2024年、人工音声、録音された肉声、映像、マイク、紙
サイズ可変
詩: Daniel Malpikka
「Koe Language Songs Project」 2024年、 人工音声、録音された肉声、映像、マイク、紙
サイズ可変
詩: Daniel Malpikka
今回初めてアーティスト・イン・レジデンスに参加したが、HIAP滞在アーティストやキュレーターとの交流、現地のアーティスト、詩人、歌手、研究者などたくさんの人々とコネクションを持つことができた。また作品の制作においても自らの創作活動において重要な作品となるものが制作できたと思う。さらに滞在中個展まで開催することができ、非常に実りの多いものとなった。 今回参加したことで、レジデンス・プログラムがアーティストとしての制作やネットワーキングに非常に有用だと実感した。また機会があれば他のレジデンス・プログラムにも参加し、国際的に活動をしていきたいと感じた。 また逆に、今回海外でこれだけのことができたなら東京のアートシーンでももっと活動できるのではないかという思いや、各国のアーティストやキュレーターと対話を重ねる中で東京のアートシーンの独自性や特異点があるのではないかと思い、次の海外のレジデンスの機会を伺いつつ東京で作品の発表や制作に注力していきたい気持ちも高まった。
《小宮知久:あなたが歌うのを待っている》 2024/11/14-17 Äänen Lumo’s new space
サポート: Äänen Lumo ry
空間デザイン: 八巻優磨
《小宮知久:あなたが歌うのを待っている》 2024/11/14-17 Äänen Lumo’s new space
サポート: Äänen Lumo ry
空間デザイン: 八巻優磨
《小宮知久:あなたが歌うのを待っている》 2024/11/14-17 Äänen Lumo’s new space
サポート: Äänen Lumory 空間デザイン: 八巻優磨