タイトル | TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL― SOUND,ART & PERFORMANCE vol.6 |
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会 期 | 2011年12月5日(月) - 2012年1月31日(火) |
入場料 | 各公演による |
主 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
助 成 | 財団法人アサヒビール芸術文化財団 |
会 場 | トーキョーワンダーサイト渋谷、トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス、東京ウィメンズプラザホール |
日々新しい文化が生まれ、交錯する都市・トーキョー。誰も体験したことのない実験的な公演を一挙に上演するサウンド・フェスティバルに、常に新しい表現を模索する次世代のアーティストが、世界各地から集います。東日本大震災という未曾有の災害を受けて、今後、東京そして日本はどのような方向に進んでいくべきか、いま、本当に必要とされている「実験」とは?
今年度の企画公募による入選者、昨年度の受賞者、さらには招待アーティストも参加して、全24公演を行うほか、世界最高峰の現代音楽グループ、アンサンブル・モデルンによるアカデミーでは、「東洋×西洋の新しい伝統へ向けて」をテーマにした公開舞台制作も行います。
また、「現代日本の音楽家と出会う」では、ピアニスト・指揮者として活躍中の中川賢一氏によるメシアン《鳥のカタログ》全曲演奏公演と、ジョン・ケージ・オールナイトライヴを開催します。
会期:2011年12月20日(火)~2012年1 月27日(金)
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
氏名、電話番号、ご希望の公演名と日時、チケット枚数をご記載のうえ、件名を「フェスティバル 申込み」として、E-mailもしくはFAXにてお申し込みください。
E-mail:performingart11@tokyo-ws.org
FAX:03-5766-3742
※定員になり次第締め切らせていただきます。また、公演前日の17:00をもってご予約受付は終了いたします。当日券につきましてはこちらのウェブページをご参照ください。
ラース・クンデ 「コンポジションマシン 第四番、 ヴァンデレンドゥタック」
日時:2012年1月10日〈火〉20:30開演
入場料:1,500円 終了しました
With support from SNYK and Danish Composers' Society / KODA's Fund for Social and Cultural Purposes
「Wandelende Tak」は楽譜
「Wandelende Tak」は楽器
テンポ、リズム、ピッチ
3つの要素が織成すコンポジションマシン
無秩序な現実を操つろうとする
構造と自由の不自然なゲーム
それらは音となる
The Dialogue 「1981」
日時:2011年12月20日〈火〉20:00開演
入場料:500円 終了しました
チェレプニンと荒川のコラボレーションによる、サウンド、パフォーマンス、ビジュアル・アートを併置した作品。 スペシャルゲストを迎え、トラディショナルな歌や楽器、物理的なフィルター、心理音響的な現象を通して、物質的サウンドを探求する。 同時に日本とアメリカの個人的/歴史的なつながりをたどる試みでもある。
ニール・ラック 「ノートブック」
日時:2012年1月10日〈火〉19:00開演
入場料:1,000円 終了しました
Notebookは"訳"を表現した作品である。 言語の訳のみではなく、動作やサウンドの訳も含む。 パフォーマーは、他人の動作の音やその動作を想像し、それを自身の体を使って変換する。 Notebookは一連の音と身体的な模倣、発展、幻覚である。
スエナガゴウ 「[BED]- 眠り人のための演奏会-」
日時:2012年1月13日〈金〉20:30開演
入場料:2,000円(パジャマを持参の上、着替えての鑑賞の場合500円OFF) 終了しました
会場にベッドを用意し、そこに人が入る。(その人を「眠り人」と呼ぶ)
周りを演奏家が囲み「眠り人」を眠らせるための演奏をする。 紡がれて行く音は演奏者の作る物語なのか、それとも"眠り人"の見る夢なのか。
Navinkoと桑原ゆう 「東京音色百景」
【公演中止のお知らせ】
本公演は出演者Navinkoの都合により、中止となりました。
詳しくはこちらをご確認ください。
日時:2012年1月15日〈日〉16:00開演
入場料:参加者:200円、観覧者:500円
普段、街をうろうろとする歩行者に対して注意が向けられる機会は少ない。 このパフォーマンスでは、iPhoneのアプリで集められた歩行者の移動データを使って音楽を生み出す。 誰でも歩くことで自身が楽器になって音楽を生み出すことが可能になり、また観客として楽しむこともできる。
カーラ・チスノ 「Breathing Room reactive sound environment」
インスタレーション
日時:2012年1月17日〈火〉、18日〈水〉、20日〈金〉18:00-19:00
入場料:500円 終了しました
オーディエンスの呼吸(空気の動き)に反応し、音響の地平は親密で繊細な空気に包まれる。 瞬間的に存在する空間。 透明感。 気圧変
化をともなう空気の構造物。 素材性の、ラディカルなかたちとしてのサウンド。
日時:2011年12月22日〈木〉20:00開演
入場料:1,800円 終了しました
「パソコンなし、画像なし、楽器なし」。 アナログな映像機材が生み出す信号やノイズを自在に操り、即興演奏でヴィデオの明滅にシンクロするビートやメロディを作り出す、驚異的なパフォーマンス。 アブストラクトでサイケデリックな音と映像の爆発!!!(機材協賛:ベンキュージャパン株式会社)
日時:2011年12月23日〈金〉19:00開演
入場料:2,500円 終了しました
ベリオは自身のある作品を和声の旅だと言った。このコンサートもベリオを巡る旅かも知れない。 時には彼の弟子に会いに行き、時には彼の友人と酌み交わす。 そして編成を変えた「セクエンツァVII」に度々巡り会う。 そんなルチアーノ・ベリオの周辺を行き交う旅。
日時:2012年1月15日〈日〉17:00開演
入場料:1,800円 終了しました
サウンド/音楽と色の共感覚、光と音の振動の相互作用による空間の揺らぎを追い求めるパフォーマンス。 物理的な波動・揺らぎは観客の視覚、聴覚に直接働きかけ、空間と時間の知覚があいまいな仮想の旅/深い瞑想の体験へと誘う。
日時:2012年1月17日
〈火〉19:00開演
入場料:500円 終了しました
※公演時間は15分を予定しております。
次の音はいつと考えた途端追い越される、リズムのある音楽とリズムの無い音楽の狭間を行く、痙攣爆裂音楽絵図。 強烈な音と音との間隔の変化、シンクロする光に満ちた精細な映像が、自身の持つ痙攣する快感を呼び覚ます。
日時:2012年1月17日〈火〉20:00開演
入場料:2,500円 終了しました
"Cinema before Cinema"は、即興的なサウンド及び音楽と共に、静止画と動画の関係性と対話を探求する、音と映像によるプロジェクトである。 無声映画の誕生の裏に秘める科学的、芸術的衝動は、
現代の、より効果的な選択肢によって、更に拡張される必要がある。 私たちが掲示しようとする映画的経験と生演奏において、音楽と動画は、連続的な変容と進化の中に等しく存在している。
日時:2012年1月18日〈水〉19:30開演
入場料:2,000円 終了しました
箏・三味線奏者日原史絵が、山本和智によって作曲された、初演2曲を含む4作品を演奏。パフォーマンスやサウンド・インスタレーションをも含めた、より実験性の高い演奏会をお届けする。未来に古典として残りうる作品を1975年生まれが発信する。
日時:2012年1月20日〈金〉19:00開演
入場料:1,500円 終了しました
普段意識できていない音を発見するためのワークショップを、サウンド・インスタレーション内で行う。 意識していない音は様々な姿、様々な場所で鳴っている。
日時:2012年1月22日〈日〉14:00開演/18:30開演
入場料:1,000円 終了しました
ペーパー・アンサンブルは4人の奏者によるアンサンブルとして、ヨハン・ファン・トルによって結成された。 3年間におよぶ、時間と音、楽器のデザインとの関係についてのリサーチを経て、紙を素材にした楽器によるパフォーマンスにたどりついた。「聴くこと」にフォーカスした公演である。
日時:2012年1月27日〈金〉19:00開演
入場料:1,000円 終了しました
ジョン・ケージの提起した「シアター」をもとに、フルクサス、スクラッチ・オーケストラなど実験音楽の古典作品の再創造とともに、メンバーや国内外の作家の現代作品も合わせて上演する。
本コンサートはTWS本郷で開催中の企画展 "sapporo" around the worldの一部でもある。
悪魔のしるし 「SAKURmA NO SONOhirushi」
日時:2012年1月6日〈金〉19:00開演(終了いたしました)7日〈土〉14:00開演(アフタートーク有)/19:00開演(終了いたしました)8日〈日〉13:00開演(アフタートーク有)/17:00開演(終了いたしました)
入場料:2,500円
演劇作品。没落していく地主階級の悲喜こもごもを淡々と描いたチェーホフの名作戯曲「桜の園」。堕ちるべくして堕ちていく彼らの境遇はそのまま現代の日本や、或いは、アーティストなどと呼ばれても所詮は非正規雇用で食い繋いで生活する社会不適合者でしかない作家本人にも当てはまる。これらすべての連想、類似を踏まえつつ、新作として上演する。
[プロフィール]
悪魔のしるし/2008年頃活動開始。演出家危口統之を中心に演劇(など)を上演する集まり。主な活動歴として、「禁煙の害について」2010年、原宿vacant)「悪魔のしるしのグレートハンティング」(2010年、池袋シアターグリーン、フェスティバル/トーキョー公募プログラム)、「 搬入プロジェクト」シリーズ(2008年より原宿vacant、神奈川芸術劇場、香川県豊島、韓国NJPアートセンター他)などがある。また、危口はレジデンス滞在クリエーターとして、トーキョーワンダーサイト2011年度国内クリエーター制作交流プログラムに参加。
【アフタートーク】
1月7日14:00、8日13:00の回終演後のアフタートーク開催が決定しました。
お時間に余裕のある方はぜひご参加くださいませ。
トークゲスト:
1/7 14:00 の回 捩子ぴじん氏(振付家/ダンサー)
1/8 13:00 の回 藤原徹平氏(建築家/ドリフターズインターナショナル理事)
レクチャー/メキシカン・エレクトロアコースティック&エクスペリメンタル・ミュージック
コンサート/「タイム・オブ・ザ・ノイズ」エレクトロアコースティック・コンサート
日時:2012年1月22日〈日〉終了しました
レクチャー:15:30開演/コンサート:17:00開演
入場料:無料(要予約)
協力:Fondo Nacional para la Cultura y las Artes (FONCA)
レクチャー:メキシコの現代実験音楽についてのレクチャー。 簡単な歴史的背景の説明後、ラテンアメリカで最も前衛的で活発な音楽シーンを持つ国の一つであるメキシコにおいて、新しいテクノロジーに挑んだ作曲家たちと、音楽シーンの成長・変容を紹介する。アカデミックな音楽が、音楽実践や他の芸術分野から受ける影響、サウンドアートと音楽の境界、音楽言説におけるノイズとエラーの価値、音楽と技術の結びつき、現代音楽が即興から受けた影響などは、新しいサウンドと表現を欲するコミュニティのために、様々な作曲家が活躍する活発な音楽シーンを理解するための重要な要素である。
コンサート:自身の作曲による過去の作品のからエレキギターとパソコンによる即興演奏まで、エレクトロアコースティック・サウンドを幅広く演奏。また、音響合成プログラム「SuperCollider」で生成した作品の演奏、ライブコーディング・セッションも行う。
[プロフィール]
1976年、コロンビア・ボゴタ出身。2001年よりメキシコシティに拠点を置いている。ロサンゼルス大学で作曲を学ぶ。作曲、プログラミング、即興演奏を、音響合成プログラム「SuperCollider」で行っている。電子機器や即興による演奏のほか、自作のインターフェイスやコントローラーを用いて、実験性に重点を置いた作品を発表している。
今回も多様な手法が駆使され、また十分に練り込まれた企画が多く、楽しむと同時に刺激を受けました。外国からの応募がコンスタントに続き、TWSの目指すものと波長の合うものが増えてきているのは、頼もしい限りです。現代の表現がリアルタイムでTokyoから発信されることに大きな意義を感じています。 山下洋輔(ジャズピアニスト)
今回は例年と比べると海外からの応募と入選が多かったように思いました。それら含め、そこから見られる傾向としては、EXPERIMENTALということを各応募者がどのように考えているか、ということが現われていると思いました。つまり、なにかありきたりなものに終わらないことをみな意識している。「なんだかよくわからないもの」「まだ名付けられていないもの」がこれからも多く集まることを期待します。 畠中 実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 主任学芸員)
選考に残ったアーティストは、いずれも今の状況の中で、どのような芸術の在り方が可能なのかについて考えをめぐらせ、それを説明できた人である。実をいえば、アカデミックな「現代音楽」もなるべく選びたいと思っているのだが、どうしたことか、そうした応募者の多くは企画書やプレゼンテーションに迫力がない。権威によりかかることなく、自分の作品の立脚点や狙いを根本的に、すなわち「業界」の外に説明できるような工夫をしてほしい。結局は技術とアイディア、そしてそれを接続する意志、この3つが審査のポイントになるということだ。 沼野雄司(音楽学者・桐朋学園大学准教授)
今回も興味深い作品が多くありました。震災後の本当の意味の実験とは何かという事について、さらなる発展のある発表を期待したいと思います。今年は日本にとってアートとは本当に人間に必要なのかという事を問われる一年のように思えます。皆さんがどのような反応で実際のパフォーマンスに挑むかとても興味があります。 中川賢一(ピアニスト、指揮者)
3.11後、様々な厳しい局面が次々に現れ、大きな判断と決断が求められている。その中でどれだけ本気で、自らを表現できるのか。本気な新しい試みはたとえうまくいかない事があっても、人の気持ちを打つであろう。何か既成のものによりかかる姿勢は、評価されない。審査もこのような点に重きが置かれた。様々な国の人たちの試みが出会う生な機会が、次なる世界を開く事を期待したい。 家村佳代子(トーキョーワンダーサイト事業課長)
同時開催!
3.11から 平和の象徴―鳥?『オリヴィエ・メシアン/鳥のカタログ』
メシアン《鳥のカタログ》全7巻13曲一挙上演!
中川賢一、ついに決行! 難曲《鳥のカタログ》全曲演奏の合間に、異色のクリエーターたちが祈りのパフォーマンスを繰り広げます。
「音楽」なのか「鳥」なのか... 全身全霊をかけた"祈りの音魂"が飛び交う6時間!
日時:2011年12 月5日(月)15:00開演(14:30開場)~21:00終演予定
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
入場料:一般:2,000円/学生:1,600円(全席自由/予約制/当日清算)
出演:ピアノ:中川賢一
チャン・ヨンヘ重工業×ディン・Q・リー×ウィット・ピムカンチャナポン×荒川医&サージ・チェレプニン×伊藤憲孝×田村友一郎×mamoru 他予定(ゲストはやむをえず変更となる場合がございます。)
詳細はこちら
3.11から 祈り?『ジョン・ケージ/ソナタとインターリュード』
生誕100年、ジョン・ケージ オールナイト!
中川賢一、体力の限界に挑戦! プリぺアド・ピアノの金字塔《ソナタとインターリュード》70分×10回演奏と、"ジャンル超えパフォーマンス"10本が入り乱れる24時間! 渋谷と青山のトーキョーワンダーサイトを行き来するエクスペリメンタルな時空間を一緒に体験しませんか?
日時:2012年1月30日〈月〉13:00開演(12:30開場)~31日〈火〉13:00終演予定
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷(日中)/トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス(夜間)
入場料:一般:2,000円/学生:1,600円(全席自由/予約制/当日清算)
出演:ピアノ:中川賢一
一柳 慧×足立智美&北條知子×荒川医&サージ・チェレプニン×伊藤憲孝×木埜下大祐×田村友一郎×mamoru 他予定(ゲストはやむをえず変更となる場合がございます。)
詳細はこちら
[アカデミー概要|Academy Outline]
会期:2011年12 月9日(金)~12 月17日(土)
会場: トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス、東京ウィメンズプラザホール
聴講料:1,000円(1日)
講師: アンサンブル・モデルン・メンバー
ヨハネス・シュヴァルツ(木管楽器、ファゴット)
ウエリ・ヴィゲット(ピアノ)
ライナー・レーマー(打楽器)
笠川 恵(弦楽器、ヴィオラ)
一柳 慧(作曲家、ピアニスト/トーキョーワンダーサイト・ミュージックプログラム・スーパーバイザー)
[成果発表コンサート|Final Concert]
期間:2011年12月17日(土)
会場:東京ウィメンズプラザホール
入場料:無料(要予約)
詳細はこちら