SUZUKI Sayaka
更新日:2016.10.1
1988年ロンドン生まれ。2014年に多摩美術大学大学院を修了。
近年の主な個展に「色彩は透過され空間に還元される」(2013年・Maki Fine Arts)等がある。その他「アーツチャレンジ2013」(2013年・愛知芸術文化センター)、「Light & Blindness」(2013年・Maki Fine Arts)「風景の気配」(2012年・新宿眼科画廊)、「another scenery -半透明の薄い膜と耳障りな沈黙達―」(2011年・トーキョーワンダーサイト本郷)。
2013年に「VOCA展」(上野の森美術館)にて最年少でVOCA賞を受賞。その他も「シェル美術賞」(2011年・代官山ヒルサイドテラス)で島敦彦賞を獲得。室内風景をモチーフとした内と外が入り交じるような絵画作品を制作し、展示する際はインスタレーション的見せ方もしている。
私は自己と外の世界の関係性を家の内と外の置き換え窓を介して両者を見る絵画作品を描いています。内と外や人工と自然など相反するものが共存している様を多様な技法を用いて表現することを目指しています。風景や家具、有機的な物を油彩で描き、外と中を隔てる壁や床などを逆に味をもたない色面としての処理をしています。
また、遠い漠然とした記憶、誰にでもあるようなノスタルジーを重要なキーワードです。
私たちは子供の時の記憶を美化したり事実とは異なる解釈をしたりしています。真実はその人だけのものとなり誰も知らず、なんでもよいのです。
《Say good-bye, Nostalgia》2013年、油彩・アクリル・布・キャンバス、145×145cm
《その眠りは確かに熱を帯びていた》2013年、油彩・アクリル・布・キャンバス、227.3×363.6cm
《水槽》2013年、油彩・アクリル・布・キャンバス 130×162cm
《舞踊るは愛しきblue》2013年、油彩・アクリル・キャンバス224×145cm
《Mirror》2013年、油彩・アクリル・キャンバス 33.4×33.4cm