Moritz NEUMÜLLER (ArteConTacto)
更新日:2024.4.4
1972年オーストリア・リンツ生まれ。リンツ、バルセロナを拠点に活動。2001年、ウィーン大学修士課程(美術史)修了。
キュレーター、エデュケーター、カルチュラル・アクティビスト。目の見えない写真家と見える写真家のためのワークショップを開催し、参加型のリサーチに重点を置いた活動を展開。その成果物である触覚写真は、伝統的な工芸技術に加え、CNCフライス加工や3Dプリントを駆使して制作される。
主な展覧会
2023年「Promises to Keep」Liangzhou(涼州) Festival、涼州区、中国
2023年「Photobook Week」Galleri Image、オーフス、デンマーク
2019年「ARCHES project exhibition」Thyssen-Bornemisza Museum、マドリード
2019年「Open Studio Exhibition」(Paul Kranzlerとの共同展) Studio of Paul Kranzler、リンツ、オーストリア
2015年「Tactile Photograpy」LE PROJET KAIROUAN、カイルアンとチュニス、チュニジア
受賞歴・助成など
2020年「Horizon Impact Award」(受賞プロジェクト:「ARCHES project」)、欧州連合(EU)
2019年「Key Innovator for Participatory Research Methodology」、欧州委員会(European Commission)
2015年「Design For All Award」Honourable Mention(受賞プロジェクト:ArteConTactoプロジェクト)、Design for All Foundation、バルセロナ
ワークショップはカジュアルなミーティングといった準備段階から始まり、既存のプロトタイプを見せたり、触覚写真というメディアについて説明したりする。それから数日間、目の見えない写真家と目の見える写真家が並んでカメラを使い写真の実践に取り組む。多様な技法による新作もこの段階で制作される。作品は、3Dプリント・プロセスの基礎となる。その結果、ハンドメイド、CNC加工、紙プリント、3Dプリントの多感覚素材が使用され、あらゆる感覚と対話することになる。
展覧会設営時の触覚的資料のテスト風景 ⓒNelson Ramírez de Arellano
チュニジアでの触覚写真展の様子、2015年 ⓒMoritz Neumüller
《Photograph of the Bir Barouta building, Kairouan, Tunesia(チュニジア・カイルアンのビル・バルータを囲む建築物の写真)》2015年 ⓒMoritz Neumüller
《Stereoscopic photograph of the Bir Barouta building, Kairouan, Tunesia(チュニジア・カイルアンのビル・バルータを囲む建築物の立体視写真)》2015年 ⓒMoritz Neumüller
《3D printed Tactile Photograph of the Bir Barouta building, Kairouan, Tunesia(チュニジア・カイルアンのビル・バルータを囲む建築物の3Dプリント触覚写真)》2015年 ⓒMoritz Neumüller