KIMURA Momoko
更新日:2024.3.11
1993年東京生まれ。東京を拠点に活動。2019年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。
主に立体作品を制作。星や身体などのモチーフを使い、物質の厚みと時間の奥行きをテーマに作品を発表している。木材に表れる年輪から時間性を見出し、それらを利用して光や時間などの目に見えないものを物質を通して可視化することを作品内で試みる。
主な展覧会
2023年「あたらしい場所」アートギャラリーミヤウチ、広島
2023年「出張モノローグス ♯3」GASBON METABOLISM、山梨
2023年「Asyl ー饒舌でいるための寡黙な複数のタスク」アートかビーフンか白厨、東京
2021年「木馬と星」WALLA、東京
2019年「CAF賞2019 入選者作品展」代官山ヒルサイドフォーラム、東京
受賞歴・助成など
2019年「権鎮圭賞」
2017年「武蔵野美術大学清水多嘉示賞」
2017年「MONSTER Exhibition 2017 最優秀賞」
星の光が地球に届くまでの距離を、時間という単位で数える。
その考えから、木村の作品では光のラインを、時間の長さを形にしたものだと捉え取り入れている。
彫刻を作る際に、鉛筆で描いたデッサンのシルエットを頼りに木材を削る。くり抜かれたシルエットの厚みを見て、星座の厚みについて木村は考えた。平たく見える点の奥に広がる光の厚みを時間の厚みだとするならば、掌に乗るような小さな物質であっても、そこに光を通すことで時間の厚みを可視化できるのではないか、そういった発見から時間をはじめとする目に見えないものを物質を通して可視化することを作品内で試みている。
《木馬と星》installation view 2020年、WALLA(東京) ©comura mai
《袋を積む》installation view 2023年、galerieH(東京) ©comura mai
《ヒロシマシネマ星図》
2023年、アートギャラリーミヤウチ(広島) ©友枝 望
《もれる光 のびる線》installation view 2022年、武蔵野美術大学美術館(東京) ©いしかわみちこ
《マイ ホール》 2022年、木、インク、1200×600×300mm ©いしかわみちこ
《ブランチドローイング》2022年、木、光ファイバー、1330×670×203mm ©松木直人