プロフィール
1977年金沢市生まれ。2010年ブレーメン芸術大学を卒業。グイヤンシンフォニーオーケストラの首席フルート奏者を務めたのち、ソリストに転出、現代音楽のシーンを中心にフルート奏者、作曲家としてアートとのコラボレーションを行っている。現代音楽演奏コンクール"競楽"にて4度の入選、うち2度審査委員特別賞を受賞。現在、アジア同時代音楽協会(ADOK)会長、福山平成大学非常勤講。国内・外の現代音楽祭で演奏する他、2011年中国北京大学、2012年マレーシアセギカレッジ、マラヤ大学に招かれ公演を行い好評を博した。
作品/パフォーマンスについて
現代のアートの分野において数多く行われているいわゆる"コラボレーション"の大部分が、なぜ再演されることなく忘れ去られてしまうのか?この問いには様々な答えがあるが、最も大きな理由の1つとしてあげられるのが第三者による客観的な再演に必要な確立した記録・記譜形式の欠如あるいは不完全さである。この記録・記譜形式の整備によって、本来再演によって得られるはずの芸術的な可能性の喪失を最小限に防ぐことにより、アートそのものの新しい可能性をも押し広げることを目的とする。