IKEZOE Shun
更新日:2025.3.24
1988年香川県生まれ、大阪府育ち、東京都を拠点に活動。
映画作家、アーティスト。普段社会や歴史の中で声が残されない者たちの映画を作るため、個人の話や記憶を収集し、普遍的な物語へと再構成する。フィルムとデジタルなど、様々なメディアを用いた映画やインスタレーション作品を発表し、映画と現代美術の領域を横断しながら、国内外で活動を展開している。
主な活動
2025年「令和6年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 成果発表イベント『ENCOUNTERS』」TODA HALL & CONFERENCE TOKYO
2024年 「Engawa」上映、Centro de Arte Moderna Gulbenkian、リスボン
2022年「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川
2021年 「第59回ニューヨーク映画祭」上映、リンカーンセンター、ニューヨーク
2020年 「第31回マルセイユ国際映画祭」上映、Théâtre du Gymnase、マルセイユ、フランス
受賞歴・助成
2024年「令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 国内クリエイター創作支援プログラム」
2024年「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」高橋瑞木賞(選考委員個人賞)
2018年「イメージフォーラム・フェスティバル2018」東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション 優秀賞
歴史に残ることのない日常的な出来事や声などの痕跡に、時間や空間を超えてアクセスする方法を模索している。フィルムとデジタルをかけ合わせて映像制作を行い、他者の記憶との偶発的なつながりや、日常と歴史的事象との関連性について考察する。フィルムでの撮影も織り交ぜることで、映像から時代性を取り除き、時間の枠組みが拡張され、目の前の事物や風景を新たな視点で捉え直すことができる。日常と非日常、生と死、可視と不可視の境界のあわいを探りながら、見過ごしがちな情景や密やかな感情に寄り添い、それらを記録していく。
《スペクトラム(ワークインプログレス)》2025年、ビデオ、マルチサウンド
展示風景撮影:間庭裕基
《声を待つ》2022、ビデオ・インスタレーション
展示風景撮影:間庭裕基
《あなたはそこでなんて言ったの?》2021年、ビデオ、マルチサウンド
《きっとうまく話せない》2021年、ビデオ・インスタレーション
展示風景撮影:間庭裕基
《朝の夢》2020年、ビデオ、サウンド
《愛讃讃》2018年、ビデオ、サウンド