石塚まこ

プロフィール

2005年 スウェーデン ルンド大学 マルメ・アート・アカデミー修了（自由美術）。日本で総合文化(思想・文化・社会学)を、ヨーロッパで自由美術を学ぶ。さまざまな社会に暮らし、歩き、対話する中で考えを育て、日常と世界の交叉点に見えてくる「隔たり」への介入を試みる。 現在、移民としての経験を根底としたプロジェクト『追熟と訛り』を展開、2019年秋には南アフリカ・ヨハネスブルクにて滞在制作および発表予定。

 最近の展覧会
「グローバリゼーションの中の不和」グループ展、国立社会科学高等研究所 (EHESS)、パリ、2017-2018
「MOTサテライト むすぶ風景」グループ展、東京都現代美術館 、東京、2017
「アート・ミーツ 03」個展、アーツ前橋、群馬、2016
「ザ・ニュー・ヴィジョン」グループ展、ポーラ ミュージアム アネックス、東京、2015
『Fittja Pavilion』グループ展、ヴェネチア建築ビエンナーレ Serra dei Giardini、2014

作品 / パフォーマンスについて

実体験、好奇心と想像力を足掛りに、世界の大きな動きと日常の交叉点に浮かび上がるさまざまな距離への介在を試みている。 社会における「他者」となることで身につけたしなやかさ、視差や飛躍という特権を活かして、規範や論理との駆引きに遊び、隔たりの内包するニュアンスから気づきや問いを重ねる。人々を普段と異なる文脈へ誘い出し、強張った世界観に新たな目を向け、取り巻くものとの関係性を仕立てなおすきっかけを作るべく、インスタレーション、アクト、プロジェクトや随筆など、近道でなくとも人間的で「響く」表現を探求している。