Paul HAN
更新日:2026.9.1

1987年、中国生まれ。上海を拠点に活動。2010年、長春理工大学(Changchun University of Science and Technology)中国語文学科卒業。
上海を拠点に活動するキュレーター、ライター、翻訳者。
LEAP、ArtReview、friezeなどに執筆。2015年から2021年まで、非営利芸術団体Arthubにてエキシビション・マネージャーおよびプロデューサーを務める。
2021年以降は個人でのリサーチと執筆に取り組み、労働者階級の消失とクィア・エコロジーを主なテーマとして探究している。
主なキュレーション・活動
2024年「NIKOS」 Light Society、北京
2023年「Non-Places?」 ArtWhy Gallery、上海
2023年「Per-Form」 Brownie Spac、上海
2021年「The Sequel of Light」 Shanghai Film Studio、上海
2021年「Errors, Limitation, and Malfunction」 Modern Art Base、上海
その他の活動
2026年 『棚橋源太郎
の博物館学 基礎論集』、中国語注釈者、湖南省博物館、陝西人民出版社、未刊行
2025年 マーク・フィッシャー著『私の人生の亡霊たち』、中国語翻訳者、上海人民出版社
2023年 『明治時代の基礎論集』、中国語注釈者、湖南省博物館、陝西人民出版社
私の実践を方向づけているのは、特定のメディウムではなく、繰り返し立ち返るひとつの問いである。すなわち、価値の体系はいかにして構築され、何がそこに属し、何が排除され、何が生き残るのかを決定する権限を、誰が握っているのかという問いである。この問いは、私の執筆とキュラトリアルな実践の両方を貫いている。
クィアネス、フェミニズム、労働者階級の闘争をそれぞれ独立した領域として捉えるのではなく、それらを、可視性、正統性、そして「廃棄されうるもの」を規定する同一の構造が異なるかたちで現れたものとして捉えている。権力がつくられ、また解体されていく過程である。
ガーデニングもまた、決して「自然」な営みではない。そこには、選別、育成、そして除去によって綿密に編成されたシステムが存在する。異なる領域のあいだを横断することで、分類、選別、ケア、排除といった行為を通して、権力がいかにして常態化し、さらには「超常態化」されていくのかを明らかにしたい。そうすることで、文化的生産と日常生活の双方をかたちづくるメカニズムを捉え直すことを試みている。

《Per-Form》2023, BROWNIE Project, 上海

《Per-Form》2023, BROWNIE Project, 上海