更新日:2024.5.22
参加プログラム | 海外クリエーター招聘プログラム |
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活動拠点 | バンクーバー |
滞在都市/滞在先 | 東京 |
滞在期間 | 2024年5月 - 2024年7月 |
触れたものの質感を音に変換する楽器となる白杖《Acoustic Mobility Device》のバージョン2.0の制作を進めるつもりである。このオブジェのデザインは、2015年にボストンのオーリン大学にある、デザイナーのS.ヘンドレンのAdaptive and Assistive Technologies Labで自身が制作したバージョン1.0に基づく。バージョン1.0では、杖の「触角」に内蔵された接触マイクが質感を音に変換し、ヘッドフォンやスピーカー、この杖専用の変調装置(フェンダーのエレキギター用エフェクターから作られた多機能デバイス)を通して送信される。
「滞在目的」に記したバージョン2.0制作の目的は、個人的使用やコラボレーション、アート・オブジェとしての展示を通して、その弱点を見つけ、デザインの利便性と堅牢性を向上させることである。デザインを繰り返す中で、ミュージシャンとのコラボレーションや、私がソロ演奏で作るサウンドをライブ・ミキシングする際に、独立して操作できる楽器として使用できるように改良していくつもりだ。
東京に滞在することで、日本のエレキギター・メーカーとのパートナーシップ構築も目指している。サウンド・テクノロジー、楽器のデザイン、製作に関して、パートナーとなる企業が持つ知識やリソースがプロジェクトにとって有益になると考えている。