更新日:2019.11.7
参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(派遣) |
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活動拠点 | 日本 |
滞在都市 | ベルリン |
滞在期間 | 2012年1月 - 2012年3月 |
滞在地ベルリンの街に出かけ、そこに暮らす人々へのインタビューを試みる。 ベルリンの人々の社会的倫理観はチェルノブイリの事故前と事故後でどのように変容したのか?とりわけ原子力エネルギーへの問題意識は、永年、日本人が向き合うことを避けてきた課題である。代替エネルギーとしての「グリーンエネルギー」との取り組み方や、これから原子力エネルギーの恩恵に授かろうとする途上国に対して、新しいモデルを示す事への責任意識など、今回のFUKUSHIMAの事故も踏まえて、ベルリンで出会う人々の意識を掘り起こし、帰国後、日本で進める「3.11以後を考える」プロジェクトにリンクさせていく。
日本の福島原発事故現場で活躍する防護服から紙風船を作り、それを持参して、ベルリンでの「ピクニック」を計画。福島では放射性物質の付着した塵から作業員の身を護る服の素材が、ベルリンでは日本の伝統的遊具として人々と戯れる。そうして過ごす時間の中で、ベルリンの人々にインタビューを試みる。収集したインタビュー素材や紙風船を使って、ベタニエンのスタジオ内にて作品表現を試みる。それらのドキュメンテーションの展示を中心としたオープンスタジオを行う予定である。