タイトル | 「東京おみやげ」 by 昭和40年会 |
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会 期 | 2005年11月11日(金) - 2005年12月18日(日) |
時 間 | 11:00 - 19:00 |
入場料 | 無料 |
主 催 | トーキョーワンダーサイト |
企画協力 | 小崎哲哉(REALTOKYO編集長、ART iT編集長) |
会 場 | トーキョーワンダーサイト渋谷 (入館は閉館の30分前まで) |
アーティスト | 昭和40年会(会田 誠、有馬純寿、大岩オスカール幸男、小沢 剛、土佐正道、パルコキノシタ、松蔭浩之) |
トーキョーワンダーサイト(渋谷)では、11月11日(金)から12月18日(日)まで昭和40年会による展覧会「東京おみやげ」を開催いたします。会期中は昭和40年会アーティストの作品に加え、トーキョーワンダーサイトのホームページ上に、いろいろな「東京おみやげ」の可能性が提案できる「東京おみやげ」ページの開設も検討しております。なお、12月11日に昭和40年会アーティストによる大喜利イベントも開催いたします。
「おみやげ」は、旅行の記念や、人への気持ちのために購入するもの。それは、ものであると同時に、思い出や、人への気持ちをのせてゆく。 そんな「おみやげ」は人々の日常の生活の中にありがなら、どこか、いつもの日常生活と少しシフトした大切な何かとつながっているときがある。
「東京おみやげ」は、「おみやげ」というひとつのきっかけ、アートの力によって、街と人との関係を見てゆこうというプロジェクトである。 また、「東京おみやげ」は単に、アートを受け手に提供するのみならず、そのプロジェクトに人々が参加して主体となれるシステムを作ろうとしている。 写真を主体とするブログを設け、そのブログに各自が書き込み、アップすることによって、さまざまなひとたちが、「東京おみやげ」を提案したり、投票できるようにしたいと考えている。言い換えれば、これは、ひとつのパブリック・アート・プログラムである。 美術館の箱の中ではなく、街の中に存在するアート作品が、人々と街との関係をあるいは世界の見方を、シフトして気づかせてくれるプロジェクトがパブリック・アートである。 パブリック・アートはなにもモニュメンタルな彫刻を広場に配置するものだけではない。
第1弾は昭和40年会の考える「東京おみやげ」。 どんなおみやげが出てくるか楽しみにしてください。
トーキョーワンダーサイト
今村有策
漱石の時代であれば空也の最中か羽二重団子でよかったんだろうけど、いまの東京を代表するおみやげって何だろう。 「東京ばx奈」とかいう「東京都を代表する銘菓・名産品」があるけれど、あれって駅と空港以外で見たことないし......。
そこで、個性派揃いの昭和40年会に、21世紀の東京にふさわしいおみやげについて、アイディアを出してもらおうという展覧会が開かれる。 会場は、東京でも一、二を争うショッピングエリアにあるTWS渋谷。 併設するカフェ「KURAGE」では、40年会のつくるレシピに基づき、期間限定でスペシャルドリンク&フードを出すという。 一般から、新しいおみやげ案を募るという企画も検討中だ。
おみやげとは「挨拶代わり」であり、「思い出のお裾分け」だ。「共同体の象徴」であり、「贈与経済の萌芽」とさえ呼べるかもしれない。 アートによっておみやげとは何かを、ひいては僕たちが暮らす社会とは何かを考えるきっかけが芽生えると面白い。
REAL TOKYO・ART iT
小崎哲哉
会場風景
1994年、アートフェアNICAFの会場で、以前より面識のある若手アーティストが集まり話をしていたところ、偶然にも全員が昭和40年生まれということが判明し、その場で「昭和40年会」が結成されました。以後、何度かメンバーチェンジを行いつつも、美術館・ギャラリーで定期的に作品発表を行い、97〜8年にはスペイン、スイス、ドイツで展覧会を開催しヨーロッパ進出も果しました。1999年5月より現在のメンバーとなり、同年、初のコラボレーション作品として映画「晴れたり曇ったり」を発表。各メンバーは個人として多方面で活躍している一方、この「昭和40年会」ではそれぞれの持ち味を活かしつつも肩の力を抜いた活動を行っています。
各メンバーがそろって40歳となる今年、「40×40プロジェクト」と題し、それぞれのバースデーイベントを開催するほか、展覧会・イベント・雑誌連載など、精力的な活動を展開しています。
2005年11月11日(金)20:00〜
2005年12月11日(日)15:00〜17:00
昭和40年会の「東京おみやげってなに?!」−大喜利スタイル−