TAZAKI Etsuko
更新日:2009.10.1
1979年、シカゴ交響楽団常任指揮者のゲオルグ・ショルティに発掘され、同オーケストラとバルトーク・ピアノコンチェルト第2番で衝撃的なデビューを飾った田崎悦子は、一躍国際的檜舞台に上がった。その他、これまでに協演した指揮者はサヴァリッシュ、スラットキン、プロムシュテット、小沢征爾など世界一線の指揮者達である。
井口秋子氏に師事し、NHK毎日新聞共催、全日本学生音楽コンクールピアノ部門優勝後、桐朋学園音楽部高校を卒業、フルブライト奨学金を得てアメリカに渡り、ジュリアード音楽院で研鑽を積む。以後、30年間ニューヨークに在住。1970年部ぞーに国際コンクール、1971年リスト・バルトーク国際コンクールでそれぞれ上位入賞し、ヨーロッパ楽団にデビュー。また、1972年にはカーネギー・ホールにてニューヨーク・リサイタルデビューを飾る。
これまでに、シカゴ、デトロイト、セントルイス、ブタペスト、ロッテルダム、スイスロマンドなど各オーケストラとの協演のほか、アメリカ建国200年記念音楽祭においては、若きアメリカのホープとして、ケネディセンターでのリサイタルに選ばれた。その他、ルツェルン、マルボロ、アスペン、サイトウキネン、草津音楽祭などの国際フェスティバルに出場。
日本においてはN響をはじめ、多くのオーケストラと協演。ソロでは「ドイツロマンをもとめて」(87'~97')「三大作曲家の遺言」(97'文化庁芸術祭参加作品)、「ピアノ・マラソン」(2001)、「ピアノ・ストーリー」(2003)、「NACH BACH」(2004)などの各シリーズにおいて、バッハから現代までのすべての時代背景を肌で熟知しているピアニストであることを実証した。八ヶ岳ピアノマスタークラス「Joy of Music」総合音楽監督。桐朋学園大学音楽部時任教授、同大学院時任教授。