Jennifer Merlyn SCHERLER
更新日:2025.1.7
1996年スイス・オーベルディースバッハ生まれ。バーゼルを拠点に活動。2021年Hochschule für Gestaltung und Kunst Basel卒業(美術)。
シェーラーの作品は、スイス国内外で展示され、受賞多数。「memeclassworldwide」プロジェクトのメンバーであり、講師としても活動する。
主な展覧会
2024年「Come As You Are」Kunsthalle、バーゼル
2024年「Now, wouldn't that be iconic」Ausstellungsraum Klingental、バーゼル
2023年「Your Voice, Keep Breathing」Kunsthaus Langenthal、ランゲンタール、スイス
2022年 ロカルノ映画祭「BaseCamp: Attention Now」l’Istituto Sant’Eugenio、スイス
受賞歴・助成など
2024年「Kiefer Hablitzel │ Göhner Art Prize」ベルン
2023年「トランスメディアーレ Digital Art Residency」トランスメディアーレ・スタジオ、ベルリン
2023年 バーゼル=シュタット州Kunstkredit 活動助成
2022年「Pax Art Award」若手メディア・アーティスト、Art Foundation Pax、バーゼル * House of Electronic Arts (HEK、バーゼル)との共同設立賞
シェルラーは、オタクであることを自認しており、特定のことに対する愛や知識をオタク同士で共有するために、オタクたちが自ら生み出した(映画的な)言語に関心を持ち、様々なオタクによる(架空の)コミュニティから着想を得ている。特に、悲しむこと、記憶すること、親密さを作り出すことの手法に関心を持っている。その視覚的言語にはポップなデジタル文化とメディア論的言説からの引用が詰まっており、オンライン上で見られる映像素材やイメージ、コメントがつぎ込まれている。作品中に見られるキャラクターは個人的な経験やデジタル文化、神話的言い伝えから引用されており、それらは作家本人によって演じられよくドラァグ・ファッションの設定も加わる。
《Mourning Embroidery: Tamagotchi Graveyard Servers》2024年、デジタル画像(コラージュ)
《I'll build a garden for you anywhere》2023年、デジタル画像(コラージュ)
《Death Digest》2024年、シングル・チャンネル・ビデオ、ウルトラHD、16:9、9分21秒
《Mourning Embroideries》2024年、ベルベット地にデジタル・プリント、サイズ可変、トリミング可変
《Wasteland, Baby!》2023年、シングル・チャンネル・ビデオ彫刻、フルHD、顔料、ステレオ音声(英語)、26分、金属、発泡スチロール、押出発泡ポリスチレン、アクリルレジン、アクリル、絵具、サイズ可変
《The Moon Would Fix Me》2024年、フリース生地にデジタル・プリント、レースとサテンのリボン、133x158cm