プロフィール
1952年東京に生まれる。幼少より父・常盤津子之助から常盤津節浄瑠璃と三味線の手ほどきを受ける。1971年、東京藝術大学音楽学部邦楽科入学、長唄三味線を専攻。1975年、一中節を家元十一世都一中師に師事。1981年、父の前名・常盤津文字蔵の二代目を襲名。1986年、三月大歌舞伎公演において、歌舞伎座の立三味線(主席奏者)に昇格。1991年、一中節家元後継者の指名を受ける。1991年、十二世都一中を襲名し、一中節家元を継承する。1994年から、邦楽の普及のためにレクチャーコンサート活動を開始する。1996年11月、第1回「日本の音を都一中と楽しむ会」を代官山ヒルサイドテラスで開催。1999年2月には、ドイツSFBの招きベルリン・ウルトラシャール現代音楽祭にて一中節の演奏(三味線)を行う。2000年『The Itchu』ファーストライブを、2001年には同セカンドライブを東京お台場ラブジェネレーションで開催。2002年3月に「常盤津文字蔵・襲名20周年、都一中・襲名10周年記念演奏会」を国立劇場小劇場にて開催。1995年以降米国、オーストリア、中国など海外でも講演、演奏会を数多く開き、海外での日本の邦楽紹介にも積極的に取り組んでいる。また定期レクチャーコンサートや様々な講演やコンサート活動を通して日本の伝統音楽の普及に努めている。