Edwin LO
更新日:2023.4.17
1984年香港生まれ。香港を拠点に活動。2017年香港城市大学修了(クリエイティブメディア)。
エドウィン・ロウは、タイムベースド・メディアの作品を制作している。主にサウンドとビデオを実践に用いて、アプロプリエーションや、ファブリケーション、デジタルオブジェクトを通した、美学や歴史、人間の感覚の個体化について考察する。
主な展覧会
2022年 「第16回釜山国際ビデオアートフェスティバル」韓国
2022年 「Simultan Festival」ティミショアラ、ルーマニア
2022年 「Festival 25 FPS」ザグレブ、クロアチア
2022年 「24ème édition du Festival des cinémas différents et expérimentaux de Paris」
2022年 「イメージフォーラムフェスティバル2022 東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」東京、京都、名古屋
受賞歴
2022年 「イメージフォーラムフェスティバル2022 東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」優秀賞
2020年 「22ème édition du Festival des cinémas différents et expérimentaux de Paris」 審査員賞
(受賞作品:《Those Who Do Not Remember The Past Are Condemned to Repeat it》)
ロウの近年の作品は、タイムベースド・メディアの可能性と歴史の顕在化を探求するリサーチをベースとした実践形式をとる。ジャン=クロード・エロワ、ジョーンズタウン、そしてモンタナ州とネイティブアメリカンの歴史に関する現在のプロジェクトでは、自身の芸術的範囲を広げるにあたり、AVメディアの既存の常識に挑戦し、言説と歴史を描写する方法に深い考察を提起する。これらの考察は、主題そのものについてだけでなく、フランスの哲学者ジルベール・シモンドンの言う「キーポイント」を構成し、新しい網状構造をもたらす根幹を形成する。それは結果的に、宗教や土地、暴力、歴史といった普遍的な問題についての思考へと派生する。
《End Time and The Trajectories of Ancestors》2022年、 ビデオ
《Those Who Do Not Remember The Past Are Condemned To Repeat It》2020年、ビデオ
《The Rupture of Promised Land (Or We Can Never Get There)》2020年、ビデオ