Baran CAGINLI
更新日:2026.8.31

1990年、イスタンブール生まれ。ヘルシンキを拠点に活動するアーティスト。ヘルシンキ美術アカデミー彫刻科にて修士号を取得。
その作品は、権力の構造や矛盾、国家間の対立、軍産複合体、制度的抑圧、差別といった問題を取り上げ、現代社会が抱えるグローバルな課題を鋭く提示している。
主な活動歴
2026年「Politics at the Kitchen Table」ヴィルヘルム・ハック美術館(ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ)
2025年「Lost and Found」Oksasenkatu 11 Gallery(ヘルシンキ、フィンランド)
2025年「Rock, Paper, Scissors」キアズマ現代美術館(ヘルシンキ、フィンランド)
2024年「Baking Books」Kunstverein am Rosa-Luxemburg-Platz(ベルリン、ドイツ)
2021年「ヘルシンキ・ビエンナーレ」ヴァッリサーリ/ヘルシンキ市立美術館(ヘルシンキ、フィンランド)
その他の主な展覧会・受賞歴
2024年 第11回ブカレスト・ビエンナーレ(ブカレスト、ルーマニア)
2023年 Mitäビエンナーレ現代美術展(ヨエンスー美術館、ヨエンスー、フィンランド)
2015年 ESSL Museum Art Award(ESSL美術館、ウィーン、オーストリア)
彼の作品に登場するモチーフや人物は、ある出来事の目撃者であり、あるいは強制移住や失踪、喪失を経験した存在として描かれることが多い。写真、彫刻、インスタレーション、アーカイブ資料など多様なメディウムを用いながら、手仕事による技法やクラフトの要素を作品に取り入れている。
カモフラージュや隠蔽といった層を作品のなかに組み込み、それらを新たな文脈のなかで再構成し、新たな声を与えている。さらに、そこに繊細なメッセージや身振りを重ねることで、見えにくい歴史や記憶、権力構造を静かに浮かび上がらせている。

《Lost and Found》
2025年
焼いたパン、陶製の型、写真、絵はがき(アーカイブ資料)

《Baking Books》
2023年
焼いたパン、陶製の型、リーフレット

《Carbon as a Political Molecule》
2021年
布、ファウンド・フッテージ・アーカイブ

《Expressions》 2021年 ネオンサイン

《No Man’s Land》 2018年 コンクリート、金属