プロフィール
レバノンのベイルートに在住、活動している。
マルワは、Lebanese American Universityで学士過程を(2001年)、ロンドンのWimbledon College of Artにて修士課程(2007年)を修了した。
ロンドン、ベイルート、アテネ、オクスフォード、リスボン、チリのサンチャゴ、ローマで彼女の作品は展示された。最近では、Bidoun Lounge (Art Park)のArt Dubaiや、ベルリン国際映画祭2010に続く公共広場、ベイルートのHomeworks Vの公共広場に展示された。アーティスト団体であり、プロジェクトスペースでもある98weeks research projectの創設メンバーであり、巡回プロジェクト「Platform Translation」のオーガナイザーの一人でもある。2009年にはArab Image Foundationのアーティスツ・レジデンスへも滞在した。
作品/パフォーマンスについて
最近の二つの作品は、ベイルートにある2つの近代建築(ホテルとビーチリゾート)の歴史、リサーチ、解釈に基づくものである。私は、歴史的題材と物語または小説的アプローチとの間に折り合いを付けつつ、パラレル・ヒストリーの観点から極めて重要であり時にはアイコニックでもあるそれらの場所について再検証している。
私の作品は都市のコンテクストを原点にしており、様々な物語や歴史やそれを構成するものの積み重ねについて理解するために、ある特定のスペースまたは場所に入り込む試みを常にしている。取り組むスペースや場所は「遺物」であり、一度はイデオロギー的にまたは歴史的に強大な「黄金期」を体現した形跡や空間作品である。
私はこうした断片―それらに秘められている狂乱状態の画像やイメージ、性的特徴、エロチシズムーを再検証する。
実践では通常、様々な段階を経る。歴史的かつ理論的なリサーチを行い、特定の場所や建物をめぐる材料を集め、その材料をいくつかの手法―ドローイング、アニメーション、脚本、ほかーを使って当てはめる試みをする。こうした作品制作のプロセスには、技術屋や理論家との様々な協力が関わっている。