陳 哲 (チェン・ズ)

レジデンス・プログラム

海外クリエーター招聘プログラム

更新日:2024.12.27

陳 哲 (チェン・ズ)

参加プログラム 海外クリエーター招聘プログラム
活動拠点北京
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2025年1月 - 2025年3月
滞在目的

近年の作品制作では、人類(「the below-下にいるもの」)と我々よりも大きな存在(「the above-上にいるもの」)をつなぐと信じられている実現可能な方法を理解したいという好奇心に端を発している。多くのスピリチュアルな方法の中でも、お香を焚くことは、天啓に祈りを捧げるためだけでなく、アロマセラピーや瞑想、宗教的礼拝の目的でも行われている。中国や日本、インド、アラブ、キリスト教各圏など世界中に広まっている火をつけるタイプのお香は、多くの場合植物でできていて、「天の言葉と地上の法」に架橋すべく祖先から伝わってきた方法のようである。日本にはお香に関する豊かな歴史(6世紀からの記録が残る)がある。お香づくりの緻密な工程とともに、様々な時代を通じてお香を焚くことの背景にある目的についてリサーチすることが今回の目的である。

滞在中の活動
  • 日本における直接燃焼型/間接燃焼型の各お香の歴史をリサーチする。理解を深めるため博物館や図書館を訪ね現地の専門家や歴史家に会えればと考えている。
  • 棒状や粉末状、紙状、円錐型にとどまらない各種形状のお香の製造工程を現地の工房で学ぶ。
  • 未加工の素材や製品のサンプルを入手し、お香の伝統的な製法と現代的な製法両方を学び、最終的な彫刻作品に向けた小さなモックアップを制作する。
  • お香が今日人々にどのように使われているか知るために現地の宗教施設を訪問する。必要に応じて近隣都市への訪問も行う。
  • 旅の道中や実験の様子を、写真と動画を用いて日誌をつける。

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