更新日:2024.2.26
参加プログラム | 芸術文化・国際機関推薦プログラム |
---|---|
活動拠点 | ベルリン |
滞在都市 | 東京 |
滞在期間 | 2024年 3月 |
新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限のためオンラインで実施された2021年のレジデンス・プログラム参加後、実際に現地で地球外生命体とのコミュニケーション方法を構築するリサーチを続けたいと考えている。パンデミックの間に開始し、その間ビデオという媒体でしか表現できなかった動きのリサーチを基に、サウンド・アーティストのマカレナ・フエンテスとのコラボレーションによるアナログなライブ・パフォーマンスとして実現させたい。未知の地球外生命の身体は、宇宙空間では特に原子や分子が乏しく音が伝わらないため、どのように音を生み出し知覚するか、という問いを検証するつもりである。
また宇宙空間への接続の手助けとして、身体の拡張やゲートウェイとして機能する彫刻群の開発を計画している。彫刻は、動きを増幅させ、地球外生命体に語りかける記号へと変換する共振器として機能する。堅固な彫刻、儚いダンス、無形の音の間の共生と相互作用の可能性に興味がある。
到着後、現地の環境を知り、この未知のコンテクストで遭遇するものとの関連でリサーチを開始する。どのような形や素材が彫刻の目的に最も適しているかを分析する。最後に、オープン・スタジオでの発表のためにどのような形式や場所が、作品にふさわしいか、TOKAS内の馴染みのない場所や公共空間を含めて検討する。