辻󠄀 梨絵子

レジデンス・プログラム

二都市間交流事業プログラム(派遣)

更新日:2024.4.12

辻󠄀 梨絵子

参加プログラム二国間交流事業プログラム(派遣)
活動拠点日本
滞在都市/滞在先バーゼル/アトリエ・モンディアル
滞在期間2023年4月 - 2023年6月
滞在目的

ゴッドペアレントに関する映像作品の制作。
辻󠄀は、2014年ごろ共にシェアハウスで暮らしていた女性が、彼女の娘に辻󠄀の名前をつけたことをきっかけに、他者とのコミュニティ作りについて興味をもってきた。とくに研究したい題材として、ゴッドペアレントという日本にはあまり馴染みのない人々の関係性についてリサーチを行う。滞在中に行われるゴッドペアレントをテーマにした舞台作品の取材や、妻の元恋人を自身の子供のゴッドファーザーにした友人へのインタビューも予定している。群像劇のような映像作品を制作予定で、新しいインスタレーションの構成にも挑戦。

滞在中の活動
  • 4月~5月、マリエコの母 Olivia Haggenmacher・Benidikt Wyss氏・「Göttis」舞台役者たちにインタ ビューを行う。
  • 4月25日からアトリエモンディアルで展示。観客と対話できる場所を作り、ゴッドペアレントについて リサーチを行う。
  • 5月23日 舞台公演「Göttis」観覧。内容を理解できるように、予め台本をもらい英語に訳しておく。
  • 6月編集作業、必要なカットがあれば追加で撮影。
  • 6月下旬にオープンスタジオ等予定(詳細未定)
滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

ゴッドペアレントという制度や、名前の継承を通じて人々がどのようにコミュニティを築いていくのか、また、ルームシェアや人を家に招き入れることについて、様々なバックグラウンドの人々とグループディスカッションを行い、その様子を撮影した。滞在中、展覧会やオープンスタジオに参加し、プロジェクトについて意見をもらった。また、アートバーゼル期間中には、アートフェアで映像作品がどのように扱われているかをリサーチした。

滞在の成果

計3回のグループディスカッションを行った。ゴッドペアレントについて、名前のつながりについて、ルームシェアについて、人を家に招き入れることについてなど様々な話をし、家族のつながりとは、コミュニティの築き方について議論した。反省点は、監督と撮影を同時にこなすのが難しく、撮り直しを何度もしてしまったこと。カメラアシスタントを見つけることができたので、なんとか遂行することができた。今後の活動のために必要な、撮影をする際のマネジメントについて多く学ぶことができた。出演交渉、スケジュール調整、場所取りなど。

映像のスクリーンショット、2023年

映像のスクリーンショット 、2023年

映像のスクリーンショット、2023年

映像のスクリーンショット、2023年

      

       

《Gotti götti》 2023年、映像、53秒

クリエーター情報

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