水木 塁

レジデンス・プログラム

二国間交流事業プログラム(派遣)

更新日:2019.10.9


水木 塁

参加プログラム 二国間交流事業プログラム(派遣)
活動拠点日本
滞在都市/滞在先メルボルン/ロイヤルメルボルン工科大学
滞在期間
2017年8月 - 2017年10月
滞在目的

現在、メルボルンのホイザーレーンやその周辺はグラフィティだけではなく、ユニークなカフェスペースやパフォーマンススペースを含め新しいストリートカルチャーを築こうとしている。その大部分は都市の空きスペースを利用して行われる。この時、そこを利用する彼らは都市に対して翻訳者の立場をとることになるだろう。つまり、意味を組み替え、能動的な空間との関わり合い方をするということである。そこで生活する者が彼らの意思に反して、様変わりしていく都市とどのような関わり合いを持つことが可能なのか。それらをリサーチすることで私は空間と身体とイメージ・オブジェの新しい関係性を見出したいと考えている。

滞在中の活動

1. 現在、メルボルンはHosier Lane地区のグラフィティをはじめ、パフォーマンス、カフェスペースなどが盛んである。これを「街で生活をしている人々が積極的に都市空間の路地や空き地、つまりヴォイド(Void)に介入することで生まれるサブカルチャー」と見做し、その空間の使い方を調査する。
2. スケートパークの俗称になっている「プール」の原型はオーストラリアの高級住宅街に見られる「そら豆」型の屋外プールである。その実地調査として、プールの持つブルジョアジーとストリートの両価的側面を考察する。 以上を踏まえ、作品制作をより深化したものにしたい。

クリエーター情報

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