更新日:2019.10.28
参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(派遣) |
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活動拠点 | ドイツ |
滞在都市 | ベルリン |
滞在期間 | 2015年4月 - 2015年6月 |
街がどのようにアーティストを受け入れ、またアーティストはどのような役割を担っているのか。このプログラムは、この都市のモデルを学びながら新たな創造がオープンに行われる場所であると考えている。個人の制作も然り、このようなプログラムへの参加は現在のアートと社会の関係を捉え、今後の発展へ貢献していくことだと考えている。異なるバックグラウンドを持つ人々と共に作品やアートについて議論を共有し、今後の日本でのアートのあり方、また自分の位置を模索していくことの出来る機会であると考えている。卒業後のフリーのアーティストとしての第一歩となるような滞在にしたい。
演劇が盛んなベルリンにおいて舞台美術という空間に関わる分野と現代美術のインスタレーションの関係を研究する事で、物体はその空間の物質的、認識的な変形にどれだけ力を持つ事が出来るのか、という問いについて作品を通し探っていく。そのモチーフとしてベルリンの街にある些細な光景、例えばゴミ袋と置かれたビンなど、看板から垂れ下がっヒモなどのモノとモノとの関係を採集していき、それを異なるメディアと素材を使いながら再現していく。 集めた光景を映像、音や印刷物なども使ったインスタレーションとしてスタジオで実践していく。