更新日:2019.11.21
参加プログラム | リサーチ・レジデンス・プログラム |
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活動拠点 | アメリカ |
滞在期間 | 2011年8月 - 2011年8月 |
このプロジェクトは昨年のTWSレジデンシーの申請書のために提案されたものではあるが、日本で最近起こった痛ましい地震と津波が、私のリサーチとアート制作をより緊急に完成させたいという願望が高まっている。日本は今、命や所持品の破壊に揺らいでいる。彼らはもう一度楽しさや、日々生きていく価値を取り戻せるように、敬意を表し助けになる方法で、壊れてしまった個人の大切な貴重品やなじみのオブジェクトを"修復する"ことを願う。
1915年マルセル・デュシャンが最初の「レディ・メイド」を創った。"アーティストの少しの選択によって、普通のものが品格のある作品へ引き上がる。
(シュールレアリズムの人たちは)最初の鉄の建築、最初の工場のビル、初期の写真、絶滅し始めているもの、グランドピアノ、5年前のドレス、ファッショナブルなレストランなど、流行が衰退し始めるときその時代遅れの中に見えている革命的なエネルギーを受け止める。
私は、日本の金継ぎを含む大量生産された製品を引き上げるデュシャンの寓話的な過程を引き延ばすことを計画している。金継ぎは芸術のユニークで収集価値のある作品の修復に限定されると分かっているが、再評価の考えや壊れて価値のないものが再び昇格することは、興味深い案だ。