更新日:2019.11.1
参加プログラム | 事業プロジェクトプログラム |
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活動拠点 | オーストラリア |
滞在期間 | 2011年6月 - 2011年7月 |
トーキョーワンダーサイトでのレジデンス期間中、東京に拠点をおく生け花グループとの共同制作というかたちで、華道家、およびそのメンバーの人たちにも参加してもらい、新たな映像プロジェクトの制作に力を入れていきたい。彼ら個人の実践に焦点をあて、コラボレーションすることで、より密着した一連の映像シーケンスを作っていく。この映像は、伝統を「記録する」というより、植物や花を通して表現される、彼らの生きた経験と、私の実践を通じた芸術における再構想を、うまく表現する手段といえるだろう。
このレジデンスを通じて、コンパクトなLED ビデオプロジェクターを使った実験を公開していく。また、ギャラリーという形式の中で、彫刻として存在する、その場所特有のマテリアルがもつ機能の拡張を図る。映像を、より可動性のあるものとし、この彫刻を、よりインタラクティブな身体的形式ととらえることで、観客に、より感触を伴う場所との関係性構築を促す。ここでは、より永続的でダイナミックな交流―あたかもメビウスの輪のように、参加者とそのコミュニティー、そして作品が、互いに継続的に介入しあう関係―を創造するために、制作の可能性を広げることを目指している。