リャン・シン・ジン

レジデンス・プログラム

リサーチ・レジデンス・プログラム

更新日:2019.11.27



リャン・シン・ジン

参加プログラム    リサーチ・レジデンス・プログラム
活動拠点中国
滞在期間 
2010年4月 - 2010年5月
滞在目的

私が計画しているプロジェクトは日本と中国の双方に重要な意味がある。東アジアの文化的発展において、この二カ国は大変重要である。
周知のように、日本は異なる文化的要素を統合してユニークな製品を作り出すのが上手な国である。個人的には、こうした要素を評価しており、中国に紹介すべきだと考えている。そのことは現在まだ発展段階にある中国の文化産業を後押しするだろう。一方で、このプロジェクトは日本文化への中国の関心を取り戻すだけでなく、日本文化関連の製品の価値を中国人に気づかせるものである。したがって、日中間に存在した火花を散らす熱い戦いは取り除かれ、日本文化のニーズは将来的に高まるであろう。

滞在中の活動

滞在制作成果
私が計画したテレビ・ドキュメンタリーは日本と中国の双方に重要な意味がある。東アジアの文化的発展において、この二カ国は大変重要である。
TWSでの滞在中、いくつかの美術館やギャラリー、芸術施設を訪れただけでなく、地元の美術評論家や教授、キュレーターやアートディレクターにインタビューを行った。インタビューからも会話からも、日本は自然資源が乏しいことから、人材と産業システムでほとんどが賄えるコンテンツ・ビジネスである芸術産業に力を入れていることがわかった。したがって日本は現在、インフラの整備や、旧システムからアーティストが積極的に制作を行えるもっと生産的な環境を整備することへ焦点を絞っている。その結果、海外からの認識も高まり、日本はその恩恵を受けている。
テレビ・ドキュメンタリーのプロデューサーとして、未熟な中国の芸術産業発展のためにも、こうした日本の芸術産業発展のためのインフラ整備の実践を紹介できることをうれしく思う。

クリエーター情報

ページの先頭へ