TWS青山:クリエーター・イン・レジデンス成果発表展覧会
タイトル | TEAM 13 雨宮庸介 「ムチウチニューロン」/14 竹村京 「Apart a part」
TWS青山:クリエーター・イン・レジデンス成果発表展覧会 |
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会 期 | 2008年6月28日(土) - 2008年8月31日(日) |
時 間 | 11:00 - 19:00 |
入場料 | 無料 |
主 催 | 財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
協 力 | Yuka Sasahara Gallery(雨宮庸介)、タカ・イシイギャラリー(竹村京) |
会 場 | トーキョーワンダーサイト 渋谷 |
アーティスト | 雨宮庸介、竹村京 |
トーキョーワンダーサイトでは、2000年より始まったトーキョーワンダーウォール(主催:東京都)との連携や国内外の芸術文化機関、ギャラリー等とのネットワークを通じて、若手アーティストを継続的に支援しています。
本シリーズTEAMでは、TWS本郷の展示で頭角を現してきたアーティストなど、特に実力派の若手が毎年3名~5名程度選出され、TWS渋谷にて展示を行います。タイトルのMezzanine(=中二階)には、この展示をきっかけに、彼らが活躍の場を国際レベルのフィールドへと一段かけあがることへの願いが込められています。今回はそのシリーズにて、雨宮庸介、竹村京といういずれも近年注目を高める実力派若手アーティストによる展覧会を開催いたします。
雨宮庸介は、異なる位相が同時に存在し、往来できるような空間を表出させます。よく見るとどこか変な生き物、林檎、家具、などから成る特別な空間に身を置き、鏡を覗くと映し出される部屋の様子に代わって、この空間で起きた不思議な出来事の映像を体感するよう導かれます。ふと気がついて周りを見渡すと、そこはすでに別な時空となっているような感覚に陥り、見る者は全ての物事を訝しく感じ、普段思っている時間と空間とは違うところに本当の世界が開けているのではないかと問いかけられるかもしれません。
竹村京は、親しい人の行動や部屋を観察し、刺繍やドローイングを施したオーガンジーの布やトレーシングペーパーを使った仮設の部屋を作り、パフォーマンスを行い、繊細で軽やかな空間を展開させます。ある時まで、日常として当たり前のようにあった物事が、容易に消えてしまう現代社会と、日々の生活では気にかけていなくとも地震のように常に隣り合わせに存在するに自然という大きな存在と力。私たちはこれらのような事象への気付きを、竹村の作品に見られる線の隙間や継ぎ目に見出すことができるでしょう。
雨宮庸介 《Translator's high》 2006 Yuka Sasahara Galleryでの展示風景
雨宮庸介《knowledge》他 2006-2007 油彩、プラキャスト、木材
竹村京 《renovated coffee cup》 2006使用済みのドイツ製コーヒー・カップ、日本製絹糸、イタリア製合成繊維
竹村京 《with R.M. 's desk》2007 日本製和刺繍糸、イタリア製合成繊維、モノクロコピー、カラーコピー、トランスペアレント紙、ドイツ製針
※終了しました。
日時:6月14日(土)15:00〜17:00
場所: トーキョーワンダーサイト青山