アーティスト・トーク

アーティスト・トーク

トーキョー・ストーリー2013 第三章 「私をとりまく世界」

9/14(土)15:00 -
『無関係性、あるいは干渉性の美学へむけて』 池田剛介 X 千葉雅也(哲学者、立命館大学大学院准教授)
ネット空間でのコミュニケーションが私たちをとりまき、グローバル化の波に取り残された地域社会の活性化が叫ばれながら、「繋がり」や「関係性」が称揚される現在。アートもまた、美術館や作品という閉域にとどまることのない、観客や参加者への〈開放〉が広く求められる傾向にあります。 こうした現代において人間は、そして作品という単位はどこにあるのか。〈開放〉型の時代の趨勢に抗して関係性を〈切断〉しながら、しかしモダニスティックな自律に回帰するのでもない新たな主体性、作品性のヴィジョンを描くこと――無関係はいかに可能か、そして無関係に隣り合うものたちの、関係なき干渉とは何か。 哲学、政治、エコロジーやセクシュアリティの議論を横断しながら、この時代の新たな美学を問う徹底討議。

ページの先頭へ