タイトル | 「アヴァンギャルドと語る伝統」 Vol.6 トークセッション:竹内整一(倫理学者) |
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会 期 | 2011年9月10日(土) |
時 間 | 14:00 - 16:30 |
入場料 | 無料(要予約、日英逐次通訳) |
主 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト |
会 場 | トーキョーワンダーサイト渋谷 |
伝統とは?文化とは?今日の芸術表現を開拓していくにあたり、いま私たちが立っている場所はどんなところなのか。古来から現在の歴史的なつながり、アジアや世界各国との文化的な関係性など、日本について、伝統や文化について、多角的に考えるシリーズ企画。毎回、さまざまな分野から経験豊富な芸術家や専門家を招き、世代、分野を越えて対話する機会をつくります。
シリーズ第6回目の今回は、日本人の精神史をはじめ、マンガやアニメにも言及するなど各方面で活躍されている倫理学者の竹内整一氏をお迎えし「無常を生きる力」をテーマにお話しいただきます。
「 日本語では、"みずから"と"おのずから"とは、ともに"自(か)ら"と書く。そこには、"みずから"為したことと、"おのずから"成ったこととが必ずしも別事ではないという受けとめ方がある。」"おのずと"あらわれる自然の力と、人間の意志による"みずから"を同じ文字で表してきた「やまと言葉」。そして日本文化の底に流れる「無常の思想」。これらをキーワードに、日本古来の思想や文化に宿る生命へのポジティブなアプローチを日・英両語で考えていきます。 3.11以降の社会において、我々が新たに生きようとする時、日本人の無常思想のなかにある生きる力の源を探ります。
昭和21年長野県生まれ。現在、鎌倉女子大学教授、東京大学名誉教授。日本倫理学会会長。専門は日本倫理思想。日本人の精神の歴史を辿りなおしながら、それが現在に生きるわれわれに、どのように繋がっているのかを探求している。著書に、『日本人は「やさしい」のか』(ちくま新書)、『「はかなさ」と日本人』(平凡社新書)、『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』(ちくま新書)、『「おのずから」と「みずから」』(春秋社)、『「かなしみ」の哲学』(NHKブックス)、『花びらは散る 花は散らない』(角川選書)、他。
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performingart11@tokyo-ws.org
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