TSANG Tsui-Shan
更新日:2023.10.12
1978年生まれ。香港を拠点に活動。自身が手掛けたダンスドキュメンタリー『Ward 11』で第25回ifva銀賞を受賞。同作に出演した2人のダンサー、マレーシア出身のウォン・ティエンパオ(イックス)と、彼の長年のパートナーでシンガポール出身のケク・アーホク(アーロン)の愛の物語を本作『Chroma 11-無舞之間-』で描いた。しかし2019年にアーロンが逝去し、その後も生涯を越えて続くイックスの変わらぬ深い愛に触発され、ツァンは本作でVRによる没入型ストーリーテリングへの移行を試みた。テクノロジーを生者と死者の世界の架け橋として使い、2人の愛の物語を異なる次元で語り直すことを目指す。
主な展覧会:
「第79回ヴェネチア国際映画祭」(ヴェネチア・イマーシブ・アイランド (ラッヅァレット・ヴェッキオ島)、2022
「Performing Arts Season 2022–2023 『Phygital-D』」(西九龍文化地区、香港、2022)
「VR Days in the Immersive Tech Week 2022」(ロッテルダム、オランダ)
「BFI Flare: London LGBTQIA+ Film Festival 2023」(BFI サウス・バンク、ロンドン)
主な受賞歴:
「第24回香港ダンス・アワード」アウトスタンディング・スモール・ヴェニュー・プロダクション賞(2023)
《Chroma 11-無舞之間-》2022、VR内の体験イメージ
《Chroma 11-無舞之間-》2022、VR内の体験イメージ
『Ward 11』2019