中澤沙央里

1986年生まれ。桐朋女子校等学校音楽科を経て、2009年、桐朋学園大学音楽学部卒業。 全日本学生音楽コンクール、大曲新人音楽祭コンクール等で入賞。現代音楽シーンを中心に活躍し、レジス・カンポ、権代敦彦、一柳慧各氏の作品を初演。国内のみならず、中国、マレーシア、フィリピン等にも活躍の場を広げている。 小澤征爾音楽塾ではしばしばコンサートミストレスを務めるなど、現代音楽以外のシーンにおいても幅広く活動している。 フルートの木埜下大祐とともにDuo Daisetzとしても活動し、新作委嘱にも意欲的に取り組んでいる。

これまで、鈴木亜久里、辰巳明子の両氏に師事。

過去から現在まで途切れる事なく続く一つの流れの先端の、もっとも新しい瞬間の連なりである"永久に続く今"を生きる私たちにとって、現代音楽はどのように存在しているのだろうか。この問いに対する答えは各人の中にあるが、私は過去から現在に至る流れを明確に提示することによって、それが様々な人がこの問題を考える際の手がかりとなればと思っている。