チェマ・ノヴェロ

チェマ・ノヴェロ

Txema NOVELO

プロフィール


1982年メキシコ生まれ。メキシコシティを拠点に活動。
フランスLe Fresnoy, National Studio for Contemporary Artsを卒業(映画専攻修士)。
アーティスト兼映画監督。

主な活動:
2019「Vestiare 9 Videobox」Le Carreau du Temple、パリ
2019「Spiral Independent Creators Festival SICF 20」SPIRAL、東京
2018「Panorama 19" Collective Show」Le Fresnoy、トゥルコアン、フランス
2018「Berlinale Talents」Short Film Lab、ベルリン国際映画祭
2018 インターナショナル・コンペティション、クレルモン=フェラン国際短編映画祭、クレルモン=フェラン、フランス

主なレジデンス歴:
2016 Fundación Casa Wabi、プエルト・エスコンディード、メキシコ
2013 European Media Artists in Residence Exchange EMAP#EMARE、ブールジュ、フランス
2012 Cité Internationale des Arts、パリ 

作品について

チェマ・ノヴェロは、神聖と日常の間にある空間に多大な関心を寄せている。彼の作品は、オルタナティブ・ロックで歌われる聖歌、宗教の神秘主義、そして神や哲学者、神聖な個人的実践などのより高い力への祈りを鼓舞する祭壇に導かれている。
彼の作品の中心にある「Joy Division / Sad Divine」というコンセプトは、人間は本来神聖な存在でありながら、自らの物理的な創造物によって精神世界から切り離されているというグノーシス主義の基本原理をもじったものである。論理的に、その対は「Sad Division / Joy Divine」となるが、反転を通じて彼はこのグノーシスを、自身が選んだメディアであるロックンロールで実現しようとし、同時にこの原則の核となる仮定へ批判的な視点を投げかけているのだ。
西洋や東洋の聖典を20世紀のポピュラー音楽や文化の神話の上に置き直すことで、彼は現代のアートや映画に聖なる感覚を再び取り入れようとしている。

《ESG: The Praying Machine》2013年、彫刻、180 x 180 cm

《Ras Tafari Makonnen》2011年、インスタレーション、180 x 18,000 cm

《Seventh Dream of Teenage Heaven》 2019年、ビニール接着剤とアクリル、サイズ可変

《Nico und Nietzsche》2011年、2点組写真、140 x 280 cm

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