プロフィール
キャレン・マッコイは、1951年、アメリカ、ミズーリ州生まれ、シカゴのスクール・オブ・アート・インスティテュートで彫刻のMFAを取得し、現在はカンザスシティのカンザスシティ・アート・インスティテュート彫刻学部で准教授をし、アメリカで活躍しているアーティストです。マッコイは20年以上にわたり、サイト・スペシフィックな彫刻作品を中心に制作しつづけています。彼女の作品は、言語や知覚的な身体と土地との関係など、人々の文化と世界との関係をテーマとしており、これらのシステムに関わっていくプロセスの中で作品を制作しています。近年では、カマーゴ・ファウンデーション(2000年、フランス)などでの個展、カンザス・シティ・フラットファイルズ05(アメリカ)などのグループ展、03年のルイス・アンド・クラーク・バイセンテニアル・アートコープス・リード・アーティスト(アメリカ)、05年のウッドウェザー・ブリッジ(アメリカ)など、パブリックプロジェクトにも参加し、彫刻やインスタレーションを行っています。近年では「コンセプチュアル・マップ」のドローイングを制作しており、日本ではさらにそれを展開していく予定です。また、今回マッコイの日本への派遣および滞在を支援している、アジアン・カルチュラル・カウンシル日米芸術交流プログラムの紹介をしました。