FURUKATA Taro
更新日:2017.3.1
1975年生まれ。2010年にベルリン・ヴァイセンゼー美術大学大学院彫刻科を修了。同大学にてカーリン・ザンダー、エラン・シャーフに師事。近年の主な展覧会に「Grainy, Blurry:古堅太郎&アンドレアス・セル」(2013・国際交流基金ケルン、ドイツ)、「body | border | body」(2013・東京ワンダーサイト・ベルリン、ドイツ)、「GOOD LIFE: the 53rd October Salon」(2012・旧測地学研究所、ベオグラード、セルビア)、「Collection n°1, INTERIOR and the collectors,」(2011・アパルトモン、リヨン、フランス)、「Specific Banality」(2011・ガレリア・ナプレチェチィウ、ポズナン、ポーランド)、「UEBERARBEITET - マート・シュタム最優秀賞2009」(2010・クンストラウムクロイツベルク/ ベタニエン、ベルリン、ドイツ)、「An Audio Tour through Berlin by Karin Sander」(2009・テンポラーレ・クンストハレ・ベルリン、ドイツ)2008年には、ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、ベルリンに滞在。
私は「外国人」として、社会に参加することに興味を持っています。特に、そのような活動によって起こる考え方、振る舞い、知識の変化に注目しています。「外国人」とは、私にとって、母国とは異なる国に住む人達だけではなく、ある社会や組織に、はっきりとは所属していない人達のことも意味します。もともとは所属していない共同体への新たな参加は、その社会や共同体が持つルールを無条件に受容することと、それに伴う自分自身の様々な変化を必要とします。このような「無条件の受容」を通じて、それまでとは異なる考え方や振る舞い、知識が、その人の内面に蓄積されていきます。このような視覚的には認識しにくい変化に注目し、インスタレーションや彫刻作品として目に見える形に変換することを試みています。