アナイス・カレニン

レジデンス・プログラム

国内クリエーター制作交流プログラム

更新日:2025.4.22

アナイス・カレニン

参加プログラム国内クリエーター制作交流プログラム
活動拠点伊東市(静岡)
滞在都市/滞在先東京
滞在期間2025年5月 - 2025年7月
滞在目的

現代の存在論におけるテクノロジーの植民地主義的由来を研究する。東京の都市景観は、テクノロジーがコスモポリタンな環境においてどのようにエコロジーを取り持ってきたのか、また、その植民地時代の波及と現代への影響を調査する上で、極めて重要な場所となっている。

滞在中の活動
  • 日本におけるAIと漢方医学の混合プロジェクトなど、AIと伝統的知識との相互作用に関する地域の事例を研究し、記録する
  • 現地のAI専門家、植民地問題研究者、エコロジー/地球温暖化研究者にインタビューを行う
  • 現地調査と文献調査に基づき、存在論的チャートスキームを作成する
  • デコロニアル・データベースを作成する
  • 作業データを音、画像、ビデオとして生成する
滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

レジデンス期間中、私は現代の存在論におけるテクノロジーの植民地主義的遺産を探究し、特にそれが現代社会においてエコロジーをどのように媒介するかに焦点を当てた。地域的・歴史的側面に着目しつつ、人工知能と祖先的知識の交差を批判的な視点から検討した。徳川時代から近代化に至る日本の技術史を調査し、知の構築が薬草や鉱物に対する体系化と収奪的なまなざしをいかに形成したのかを考察し、薬草—地質的宇宙論における曲線的・循環的な時間性のレジリエンスを掘り起こすことを試みました。

画像

写真、2025
クレジット:Anais-karenin

画像

写真、2024
クレジット:Anais-karenin

滞在の成果

リサーチを通じて、一連の複雑な存在論的チャートを作成した。これらは作品に添える小冊子としてまとめられる予定である。各チャートは、展覧会に向けた彫刻や映像作品の構成において、リサーチ基盤となっている。リサーチ内容の複雑性から、本プロジェクトは長期的な取り組みとなり、今後も複数の作品へと発展し続けていく予定である。

画像

絵、2025
クレジット:Anais-karenin

画像

絵、2025
クレジット:Anais-karenin

画像

オントロジカルチャート, 2025
クレジット:Anais-karenin

クリエーター情報

施設案内
Our Facilities

ページの先頭へ