カーラ・ドナウアー

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カーラ・ドナウアー

参加プログラム	キュレーター招聘プログラム
活動拠点	ケルン
滞在都市／滞在先	東京
滞在期間	2023年9月 - 2023年11月

滞在目的

日本を拠点とした現代アート活動や、スタジオ訪問、プロジェクトを展開するオルタナティブ・スペース、芸術活動における文化的影響についてリサーチを行う。自身の運営する「Hospitality」のプログラムを深化するためのリサーチとして日本のアーティストやカルチャーシーンについての見識を得る。日本で芸術活動を展開する関係者と継続的な関係性を築き、交流する。

滞在中の活動

• 日本を拠点とするアーティストのスタジオ訪問
• 日本のオルタナティブ・スペース関係者との面会
• 2023年11月に東京での展覧会プロジェクトを実現する
• 上記の展覧会に関連して書籍プロジェクトを完成させる

滞在中に行ったリサーチ及び制作活動

滞在中の計画として、自身のキュレトリアル・プロジェクト「hospitality」のアイデアにつながるような、流動的で一時的なキュレーションの形を調べると同時に、東京と日本における空間の歴史的な使われ方と現在の使われ方や、キュレトリアル・プロジェクトがこの地でどう生まれているか、そしてホワイトキューブの域を超えてどのような空間が使われているのかをより深く理解することを考えていた。さらに、将来自身のプログラムに参加してもらうアーティストをリサーチして会うことや、以前から日本とつながりのある展覧会プロジェクトを東京で実現させることを望んでいた。
自身が発案した展覧会が、レジデンス中に知り合ったアーティストも参加したり、プロジェクトと参加アーティストをつなぐことで東京のアートシーンに貢献する場になれれば理想的である。

滞在の成果

使われなくなった元ギャラリーの空きスペースを利用して、海外と日本のアーティストが参加する「November」と題した企画展を実現した。その結果、アーティストやキュレーター、その他の来場者との多くの出会いの場が生まれ、自身にとっては東京を中心とした地域における様々な形の芸術制作について学ぶことができた。自身の今後のプロジェクトに欠かせない現地のプロデューサーたちとのつながりも多くでき、日本の現代アートの現在の傾向についての知識と理解も深まった。また、流動的な展覧会制作や、希望的観測も込めて将来的なコラボレーションといった、関心を共有できるアーティストやキュレーターとも知り合うことができた。

クリエーター情報