更新日:2019.11.7
参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(派遣) |
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活動拠点 | 日本 |
滞在都市 | ロンドン |
滞在期間 | 2012年9月 - 2012年11月 |
私は震災以後、祈りの場所や祈りの時間を探している。それは単に宗教的な場所や時間だけではなくて、なにか自然と心がそのように赴く場所であったり、心がすっと空になるような時間であったりということも意味している。 イギリスは、古代のストーンサークルからはじまり、様々な年代の様々な文化の中で幾重にも祈りの歴史が重なって現在に至っている。それは、もともと多神教やアニミズムに近い信仰からはじまった我が国のそれとどことなく似ている気がする。 滞在予定のイングランドで、古くから存在する祈りの場所、祈りの時間を探し、その場、その時の光を少しだけ捕まえてみたい。それが私の目的です。
イングランド南部に多数存在するストーンサークルや教会遺跡、礼拝堂についてリサーチをすすめステンドグラスから差し込む光やその遺跡の立地方角について調べる。また、どのような年代にどのような経緯を経てその場所が成立し、どのような祈りの行動が行われていたのかを調べる。 その調査に基づき、いつ、どのような方法でどのような技術を使いその場所の光を捕らえるのが最適かということを研究し、それぞれの場所に適した方法で試行し、作品制作へと繋げていきたい。