更新日:2019.11.7
参加プログラム | 二国間交流事業プログラム(派遣) |
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活動拠点 | 日本 |
滞在都市 | バーゼル |
滞在期間 | 2012年4月 - 2012年7月 |
複数の文化や言語が交差するバーゼルという街で、言語と主体との関係に焦点をあてた私のこれまでの試みをさらに発展させる。子供たちが私のワークショップで描く絵を通じてバーゼルという街の無意識に触れ、他の街との比較から、言語や文化が身体観にもたらす影響を探る。現地のアートシーン、特にアーティスト・ラン・スペースの実践をリサーチすると同時に、アーティストやキュレーターたちと交流して今後の展望につなげる。
地元の幼稚園などを会場として、子供を対象としたワークショップ「くうそうかいぼうがく」を複数回実施。彼らが空想して描いた自分の体内の絵を、ヴェサリウスによる最古の人骨標本を擁するバーゼル大学解剖学博物館で展示する。主観的な実感に基づいて描かれた非科学的な解剖図が、客観的な事実に基づいた科学的な解剖模型と併置される。 また、スイスドイツ語とフランス語の両方を操る腹話術師と共に、言語と主体とが取り結ぶ奇妙な関係を主題としたプロジェクトの可能性を探求する。