更新日:2019.11.28
参加プログラム | 招待作家プロジェクトプログラム |
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活動拠点 | オーストリア/カナダ |
滞在期間 | 2010年4月 - 2010年5月 |
サイトアナリシス:現代オーストリアの眼差し
ヘルムート・ヴェーバーはザビーネ・ビッターと共同で、都市地理学、建築表現やそれにまつわる「視覚の政治学」の諸問題に取り組むプロジェクトを実践している。2010年5月に滞在した際には、日本を代表する建築運動であるメタボリズムをテーマに、リサーチを行った。TWS 渋谷で開催された「サイコアナリシス:現代オーストリアの眼差し」展では、その滞在制作から生まれたメタボリズム建築写真をモンタージュした《EN》シリーズを発表した。
レジデンス・プログラムの成果を教えてください。
60年代以降の日本のメタボリズム運動に関するリサーチ・プロジェクトを行いました。このリサーチを通じて――また、空間理論に対する長期的関心を通じて――、私たちは都市建築プロジェクトやその理論的背景についての関心を共有する建築家、理論家、アーティストと有益な議論を交わすことができました。
印象に残るエピソードがあれば教えてください。
私たちは建築家の今村創平に会いました。彼は、都市らしい外観を呈しながら地域の建築の歴史の詰まった青山を案内してくれました。また、彼は私たちを八束はじめ教授に紹介してくれました。八束氏のメタボリストに関する研究は、巨大イベント後の都市空間をテーマとした展覧会「世界はどこにあったか?」など、私たちが今後計画しているプロジェクトに大いに役立つことと思います。
あなたの活動にあたえた影響は?
私たちは日本で、アート・建築方面で数多くの有益で刺激的な関係を築きました。それらが今後、プロジェクトや展覧会のコラボレーションの機会をもたらしてくれることを期待しています。私たちはメタボリズムの概念とイメージを再展開するような新た
な作品を計画しています。