【二国間:ベルリン】吉田真悟 新作映像インスタレーション発表!

【二国間:ベルリン】吉田真悟 新作映像インスタレーション発表!

二国間交流事業プログラム<ベルリン>を通じ、クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエンにて滞在制作中の吉田真悟が個展を開催します!

【会期】 2016/3/18(金)~2016/3/29(火) 
【時間】13:00~19:00
※オープニング 3月18日(金)19:00~
【会場】 クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン Raum139
     (Marianneplaz 2, 10997 Berlin, Germany)

新作映像インスタレーション「27122015_EU_D-BER_SONNENALLEE」を展示するほか、シベリアにて撮影した近作「The End of Day and Beginning of the World」(2015) も同時上映します。

★新作「27122015_EU_D-BER_SONNENALLEE」について
タイトルは、デジカメや携帯で撮影したときにSDカードに記録されるファイ ルナンバー表示に由来しています。

2015年12月27日、吉田はS-Bahn SONNENALLEE駅でクマのぬいぐるみを拾いました。それは、何年何ヶ月ものあいだ忘れ物のように置かれたベルリンを象徴するもののように感じられました。

「27122015_EU_D-BER_SONNENALLEE」では、その日から今回のレジデンスの終わりまでの毎日日々撮った写真やビデオを走馬灯やフラッシュバックかのように繋ぎ、大きく引き延ばして投影します。連続した無数の映像は、ものすごい勢いで駆け巡り、抽象的なイメージやサブミナル効果のように映ります。

最近では、デジタルカメラ、携帯カメラなどにより、写真や映像撮影がますます身近なものとなりました。さらに、インスタグラム、フェイスブックなどの媒体で思い出や記憶を気軽に「シェア」する毎日となってます。

いま現在、ベルリンは本当の「首都のような姿」になろうと、日々古いものが壊され、新しく様変わりしています。そこには、住民の反対による新しい建物に対する破壊攻撃や、いまや珍しくなったパンクの人たちの住居占拠など、抵抗がわずかに残っています。

今回の作品は、吉田の生活の「ドキュメンタリー記録」 を振り返り、過去現在そして未来に対して人間が抱く不安や期待などについて観客と対話し、「シェア」するとともに、「インスタレーション」によって直に目や耳、体などで感じてもらうことを意図しています。

★「The End of Day and Beginning of the World」について
ロシア・チュクチ自治管区赤十字社のサポートのもと、北極圏にある小さな集落の民話に着想を得て制作された映像作品です。

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